庭木の伐採 自分で伐採するメリット・デメリットと事前に確認すべき事は?

鬱蒼と伸びてしまった庭木。

費用を抑えらるので自分で、伐採しようと誰も考えます。

でも、素人が伐採できる庭木の大きさや条件は限られます。

費用を安く抑えようとして怪我をしたり、伐採中に構築物や建物を壊してしまいかえって、お金がかかってしまうようでは意味がありません。

最初から業者に依頼しておけばよかったということになります。

自分で出来るのか、業者に依頼すべきなのかどうかを見極めてケガをしないようにしましょう。

 

 

自分で庭木を伐採できるのか?事前に確認すべきこと

まずは、自分で切り倒せる木かどうか確認しましょう。

高木や大木、腐った木など、専用の道具や技術がないと大けがや大事故、器物や建物を破損するといったことに繋がったりします。

素人でも切り倒せる木の限界ですが

「高さが3m程度、幹の太さは直径15~20センチくらい」

これ以上のものは専門業者などに依頼した方が安心です。

 

庭木を伐採するのであれば、冬がいい?

庭木によっては最適な時期が様々ですが、一般的に広葉樹や落葉樹は葉が落ちた後の休眠期の晩秋から冬場にかけて行うことが多いです。

常緑樹はとくにこの季節という事はありません。

ですが、冬はほとんどの植物が水を吸い上げなくなる休眠期になるので、他の季節よりも伐採しやすく、処分する枝や葉の量も少なく軽くなります。

また、冬は害虫も少ないので作業がやりやすいといった理由もあります。

 

庭木を自分で伐採するメリットとデメリット

 

自分で伐採した場合のメリットとデメリットをあげてみました。

自分で伐採した場合の「メリット」

費用が安くすむ

道具さえあれば、費用がほぼ掛かりません。

 

自分で伐採した場合の「デメリット」

労力や時間

木の大きさにもよりますが、伐採にはそこそこの時間がかかります。

幹を切断する前に、邪魔になる枝を切っておきます。

木によっては幹が固くなかなか切断が困難なものもあり、相当な労力を要すものもあります。

木は普段垂直に立っているのであまり感じないかもしれませんが、伐採して横に倒すとボリュームが結構あります。

木の種類によっては、枝葉がかさばり処分が面倒かもしれません。

慣れていないと、ノコギリを使ってたった木1本を切断するのに1~2時間かかることもあります。

 

処分が面倒

市町村によっては、燃えるごみとして処分が出来ます。

しかし、「指定のゴミ袋に入れて」「〇○㎝以下の長さに切り揃えて紐で括って」「一束に枝は〇本まで」など処分方法が決まっており、それに合わせてカットする必要があります。

ゴミ袋は破けやすく、量があると紐で括るのもとても面倒です。

 

ケガをするリスク

普段、ノコギリやチェーンソーなど普段持ち慣れないものを扱うと、ケガをする可能性が高くなります。

チェーンソーは、便利ですが初心者など使い慣れない人が使用すると急に跳ね上がりコントロールが失われてしまう現象「キックバック」でケガをしたり、最悪死亡事故に繋がることがあります。

また、ハサミで作業をしていて指をケガをしたり、邪魔になる枝や葉を刈るための脚立での高所作業中、脚立が倒れたりと事故に繋がるケースもあるので注意して行いましょう。

 

道具がない場合は購入も必要

伐採する本数や太さにより、ノコギリやチェーンソーが必要です。

また、枝切ばさみなど余分な枝や葉を落とす際に必要になりますし、任意の方向に倒したり、処分する枝を縛るロープなども必要になります。

他にも脚立や軍手など安全に作業するためにそろえるべき道具があります。

 

 

自分で伐採した木を処分するのは面倒

木や枝の処分が面倒なんです。ほどんどの自治体では燃えるゴミ扱いとなり、ゴミ袋に入るサイズまで細かく切断しなけばいけない場合があります。

枯れているのであれば、軽いですが水分を含んだ枝葉は重いです。

枝はしなるのでゴミ袋は、すぐに破けてしまいます。

自治体によってはチップとしてリサイクルするので「枝や幹は、30㎝以下の長さまでカットして紐などで縛って出してください」というケースもあるようですね。

太い枝や幹は、粗大ゴミ扱いになる場合もありますので事前に確認しましょう。

 

 

 

庭木の伐採を専門業者に依頼すべきケース

 

庭木の伐採を自分で(素人が)しない方が良い場合は?

木の高さや太さ、生えている場所など、素人では伐採が難しい場合があります。「頼んだ方が良かった」と後悔しないようにしましょう。

伐採する木が高い、大きい

高木や巨木の伐採は、専用の道具や知識がないと周辺の建物などを傷つけてしまう可能性があります。

意図しない方向に倒れてきてケガをしたり、高い位置にある不要な枝をカットしようとして脚立やはしごから転落し、死亡事故につながるケースも多く見られます。

 

伐採する本数が多い

「体力に自信があるので自分なら大丈夫」ということで伐採を始めたはいいものの慣れていないとそれ相応の時間や労力が要ります。

伐採する本数が多いとリスクも高くなります。

最初は、元気よく始めたもののだんだん疲れてきます。注意力が落ちてきた頃に使い慣れない道具でケガをしたり、普段であはあまり使わない筋肉や足や腰、肩などを痛めたりということも多々あります。

 

枯れたり腐っている、折れているなど状態が悪いもの

枯れたり腐っている木は倒れてくる可能性があり、いつ倒木するかわかりませんのですぐにでも伐採する必要があります。

ですが、芯が腐っていると中から白アリが出てきたりハチの巣があったりなど害虫が住処にしていることがあります。

しっかり駆除しないと他の建物や植物に移ってしまいますので、プロに任せた方が良いケースもあります。

台風など自然災害で折れてしまった、思わぬ方向へ倒れてしまった木は破片が飛び散ったり、切断の仕方で跳ね返ったりして2次被害を招くこともあります。

素人では倒木の状態は知識や経験がないとケガをしたり、建物などに損傷を与えたりすることがありますので、プロに任せた方が安心です。

 

傾斜面など足場が悪い場所での伐採

素人の方が、急斜面や地面が柔らかく安定しない足場悪い場所での作業はリスクが高くお勧めしません。

特にチェーンソーを使う場合、安定性が求められます。

脚立やはしごなどを使っての作業は、一歩間違えると死亡事故につながります。

 

電線がある。道路などにはみ出ている。塀や建物がある。

建物や塀などの建造物のある場所など、道路にはみ出していたり伐採しにくい場所にある木々や、特殊な生え方をしている木々を伐採するのは簡単な作業ではないため、業者に依頼することをお勧めします。

また、電線に掛かっている作業中に触れてしまいそうな場合は、電力会社などに前もって連絡する必要があります。

電線を切断したり、感電したり大きな事故にもつながり兼ねませんので、こういった場合も業者に依頼した方が宜しいかと思います。

 

神木など神聖視されていたり謂われのあるもの。

樹木にも神や精霊が宿ると言い聞かされており、お住まいの地域にも謂れのある木や神格化されている木があろうかと思います。

昔から木にまつわる祟り(たたり)の話や言い伝えで、 むやみやたらに生きている木を伐採すると、祟り(たたり)を受けたり、何かしら悪いことが起きたりすると言われています。

気持ちの問題だと思いますが、お神酒や盛り塩等をお供えしてお祓いをしないと安心できないという人もいらっしゃいます。

業者にもよりますが、依頼すればきちんとお祓いをしてくれるとこもあるようなので、気になる方は一度相談してみても良いかもしれません。

 

庭木の伐採を自分でやってみよう

ある程度、大きく高さのある木であれば倒す方向を決めておきましょう。

倒す方向へロープを張っておくとより安全です。

剪定バサミなノコギリで邪魔になる上部の枝をカットしておきます。

倒す方向へ「く」の字の切り口(受け口)を入れ、受け口の反対側に水平の切れ目(追い口)を慎重に入れていきます。

 

木が倒す方向に何もないことを確認してから、追い口の方から受け口の方へ木を倒しましょう。

 

庭木などの伐採中の事故

 

庭木の伐採や剪定中の事故のニュース

  • 2022/09/07 校庭の大イチョウの枝が折れ直撃、校長死亡(鹿児島県)
  • 2022/11/01 剪定作業中に脚立から転落、63歳男性死亡(鹿児島県)
  • 2022/11/21 木を伐採していた75歳の女性が意識不明の重体(新潟県)
  • 2018/5/3 電動のこで誤って自分の足切り死亡(群馬県)
  • 2022/7/31 庭木の剪定作業中 70代男性が転落し死亡(群馬県)

消費者庁に寄せられた事故や怪我の情報

  • 庭木剪定中に脚立の足が折れてケガをした。
  • 植木の剪定作業中の男性が、脚立から転落して死亡した。
  • 剪定作業中、後支柱が折損し転落して負傷した。
  • 庭木を剪定中、後ろ側の脚が1本折れ脚立ごと倒れて左手手首を骨折した。
  • 剪定バリカンが使用中に煙を吐き、火を噴いた。
  • 電動剪定機用のバッテリーを充電中、突然発煙して破裂し、周辺を焼損した。
  • ホームセンターで買った剪定鋏のバネが取れ指を負傷した。
  • 刃を閉じた状態の刈り込みばさみの先端で右手を負傷した。

事故情報データバンクシステムより

 

庭木の伐採、抜根は重労働

伐採後、地上部の切り口など目立つ部分は取り除きたいですよね。

そういう場合は、抜根します。

スコップで掘り返して抜根を行う方もいらっしゃるようですが、高さが背丈ほどになると木の種類にもよりますが、根は深く広く張ります。

そうなると、パワーショベルなどの重機でないと素人が抜根するのはムリです。

少しずつスコップで、何日かかってでもいいのであれば別ですが・・・・せっかくの休日を棒に振って、無茶をすると体を壊します。

大方の根を取り除いた後、地中のすべての細かい根を駆除したい場合は除草剤を使用します。

効果が現れるまでに数か月かかりますが、庭木の場合は雑草とちがってよほど生命力が強くない限り、地中に根が残っていてもまた生えてきたという事はあまりないようです。

 

庭木の伐採まとめ

伐採は簡単にできるケースとそうでないケースがあります。

農作業と比べてもケガをするリスクが高く、重傷や死亡に至るケースも多く見受けられます。

そういったリスクや処分の面倒さを考えると、ある程度高くなってしまった木は業者に依頼した方が良いかもしれません。

ただし、伐採業者によって費用に差がありますのでしっかり確認して実績のある信頼おける業者に依頼することをお勧めします。

 

 

-ガーデニング

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プロフ

 

爆散社畜

四国に住む兼業農家の跡取り息子です。

幼少期から嫌々家業(農業)の手伝いをさせらて、知らぬ間に野菜や穀物、花卉などの育て方を叩き込まれました。

40代になり改めて植物の美しさやすばらしさ、力強さを認識しています。