君は「アヤメ」と「カキツバタ」そして「ハナショウブ」の違いを知っているか?

投稿日:2019年5月20日 更新日:

アヤメは可憐で小ぶりの紫色(あやめ色)や白色の花を咲かせ、茎や葉がスラっと伸びた植物で皆さんもよくご存じかと思います。花は下向きの外花被片と上向きの内花被片からなり、それぞれ花弁を3個つけています。下向きの外花被片には網目の模様が入っており、その付け根の方は黄色くなっています。

 

いずれ「アヤメ」か「カキツバタ」そして「ハナショウブ」

「何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)」という、菖蒲(アヤメ)も杜若(カキツバタ)も美しい花でよく似ており、区別が難しいことから「どちらも優れており、優劣がつけづらい」諺が昔からありますね。

「あやめ」「しょうぶ」「かきつばた」はアヤメ科アヤメ属の多年草植物で、見た目がとても似ていますが、生えている場所、花の形、色や大きさなど少し違うところがあります。

 

アヤメ

iris

外花被片に網目模様がある。乾いた所にも育つ。

カキツバタ

Japanese iris

外花被片に網目模様はなく白い斑紋がある。水辺や湿った場所に育つ。

ハナショウブ 

(Iris ensata)

外花被片に網目模様なく黄色い斑紋がある。湿った場所に育つ。

 

 

アヤメの育て方

 

アヤメは繁殖能力が高い植物です。苗の購入時は葉に厚みがあり色が濃いものを選びます。

庭などの地植えが一般的ですが、鉢やプランターでの栽培も管理しやすく人気です。

鉢の場合は1株、プランターの場合は2、3株程度を目安にします。水はけと通気性が良い土(赤玉土、山砂、腐葉土、ピートモスなど混ぜて)植えてください。

根の頭頂部が地上部に出て見え隠れするよう土で覆ってください。土が乾いていたら水を与えます。

花が咲き終わったあとに剪定を行います。

花茎を切り落としますが、葉は切り取らないでください。

 

 

アヤメは根茎を伸ばして繁殖しますので、根を株分けやします。

一カ月ほどで根づきますので、その間土を乾かさないよう注意してください。

根づいたら肥料を与えたり、時々根の成長を促すため、あえて水を少なく与えたりもします。

 

アヤメには毒成分(イリジェニン、イリジン、テクトリジン)が含まれています。皮膚炎、嘔吐、下痢、胃腸炎を起こす可能性があります。

誤って動物が食べないようにしてください。

 

 

アヤメ色の視覚的効果

 

疲れた時や嫌な出来事があったとき青紫のアヤメ色を見ていると、すっきりとした落ち着いた気分になったことがありませんか。

ブルー系の色は、精神を沈静化、安定化させ、集中力を促進させます。

パープル系の色は、血圧、脈拍を低下させるほか想像力、創造力を促進させたりもします。

 

副交感神経を鎮め脈拍や体温が下がり、呼吸もゆっくりと深くなり、集中力の持続や心の落ち着きを保つ効果があります。

 

 

 

アヤメの花言葉

 

アヤメは、英名でアイリス(Iris)と言い、ギリシャ語では「虹」を意味します。

 

ギリシャ神話に出てくるイリスという女神が、神の王ゼウスから求愛され、困ったイリスはゼウスの妃で女神の主神であるヘラに相談します。

ヘラは使者の役をイリスに命じ、虹を渡る女神へ姿を変えました。

その際、七色に輝く首飾りと神の酒を3滴イリスの頭にふりかけ地上に落ちた酒のしずくがアイリスの花になったといわれています。

ちなみにイリスは、「虹の女神」ともいわれています。

 

アヤメの花言葉は「よい便り」「メッセージ」「希望」は、そういった使者(メッセンジャー)の役目からからきております。

 

-花と自然

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四国に住む兼業農家の跡取り息子です。

幼少期から嫌々家業(農業)の手伝いをさせらて、知らぬ間に野菜や穀物、花卉などの育て方を叩き込まれました。

40代になり改めて植物の美しさやすばらしさ、力強さを認識しています。

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