「ハーバリウム」初めてでも簡単な手作りインテリア、作り方や材料などを紹介

投稿日:2021年12月1日 更新日:

 

まるで水中で生きているかのような美しいハーバリウム、人気が高まっているインテリアアイテムです。

美しい花や植物が専用オイルで容器に閉じ込められており、長期間美しい姿を楽しむことが出来ます。

最近では、お店のディスプレイやテレビ番組のスタジオセットなどにも使われていますが、作り方は簡単です。

名前を聞いただけでは、よくわからない、知らないという方もいるかもしれませんが、ハーバリウムの実物を見れば「見たことがある!」という方が多いと思います。

この小さな手作りインテリアは、初めての方でも簡単に作成できるので心のこもった贈り物としても人気があります。

今回はそんなハーバリウムについてご紹介いたします。

ハーバリウムってなに?

 

ハーバリウムは英語で書くとHerbarium。

もともとは植物学の用語で、研究のための植物標本を表す言葉で、昔は研究資料としてのおし葉標本を保存する植物の標本室を指す言葉でもあったようです。

今では、透明な小瓶に色とりどりの花や葉を詰め、鑑賞目的で製作されたおしゃれなインテリア雑貨を「ハーバリウム」又は「デザイナーズハーバリウム」とも呼んでいます。

 

誰でも簡単に作れるハーバリウムの楽しみ方や魅力

ハーバリウム

 

1.一番の魅力は、手間なく長期間花の美しさを楽しめる

ハーバリウムの一番の魅力は、花の美しさや彩りをそのままとっておけること。切り花は2週間ぐらいしかもちませんが、ハーバリウムは約一年ぐらいは楽しめます。

花を飾る習慣がない方にとっても、水換えなどの手間がかからないところがメリットです。

 

2.バラエティー豊富!簡単に手作りできる楽しみ!

ハーバリウムの第二の魅力は手作りができることです。

ハーバリウムは飾るだけではなく、作り方も簡単でお子様でも楽しむことができるので、人気を集めています。

生花から作ったドライフラワーやプリザーブドフラワーが使われるのが特徴ですが、一つ一つにオリジナリティや味わいがあるため、バラエティ豊富で飽きることがありません。

花やボトルを選び、レイアウトを工夫すると自分だけのオリジナル・ハーバリウムが作ることができます。

たとえ同じ組み合わせで作ってもはボトルに入れるときのさじ加減で、一点として同じものはできません。完成をワクワク想像しながら作るのも楽しみです。

ちなみにボトルや材料は100円ショップなどでも気軽に買うことができます。

 

3.花粉症やアレルギーの人でも楽しめる、プレゼントにも!

花をプレゼントしたいけど、相手の方が「花粉症」や「アレルギー」なんてことがありませんか?

ハーバリウムであれば、そんな心配は無用です。

花粉症・アレルギーの方でも、いつまでも美しく彩り鮮やかな花のインテリアを身近で楽しむことができます。

本物の花のような香りや雰囲気は感じられませんが、ハーバリウムがもつインテリアとしての存在感は、家の中が明るくなり運気も向上しますよ。

 

簡単に作れるハーバリウムの材料や道具

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  • オイル

ハーバリウムの材料で最も大切なのはオイルです。見た目が透明だからといって、ハーバリウム専用ではないものを選ぶとせっかくの花の色が変わってしまいます。

オイルの種類は特別な知識がなくても、ハーバリウム用のオイルを選べば、間違いありません。

気になるオイルの価格は、1リットル千円台からなので、気軽に始めやすいのではないでしょうか? オイルの種類については、次の項目でくわしくご案内します。

  • 花材

ハーバリウムに入れる花材はドライフラワーかプリザーブドフラワーが主流です。

ドライフラワーは乾燥させた花です。プリザーブドフラワーは「保存された花」という意味で、薬品を使い、乾燥、脱色、染色の処理が行われたもの。

ドライフラワーもプリザーブドフラワーも材料を揃えれば自分で作ることができますが、処理が甘かったりすると色が溶け出すこともあります。

オイルに入れても色などが変色したり、溶け出さないものを購入するのが、無難です。

  • ボトル

きちんとフタが閉まれば、ガラスでもアクリルでも大丈夫です。100円ショップで購入する方も多いようです。

ハーバリウムには、もともと植物標本という意味の名前がついているせいか、試験管のような細長い容器が一番多く見られます。

クルッと回すと花の全貌が見られるのがいいところです。

最近では、四角いもの、丸いものなど、さまざまな容器が手に入り、バラエティに富んだバリウムをつくることができるようになりました。

 

  • 一緒に入れる飾りなどの材料

花材を入れるのが基本ですが、プラスチックのビーズや人工パールなども一緒に入れる場合があります。重いものは下に溜まってしまうので、そのことを考慮したレイアウトをするといいですね。

オイル(油性)にもよりますが、飾りはオイルに入れると色が溶けないよう水性のものを選ぶと相性がいいようです。

 

  • ピンセット

ボトルの内部に入れて花材や材料の角度を調整するためには長いピンセットがあると便利です。

ボトルの内部を消毒するときにも使います。なければ、割り箸で代用することもできます。オイルを注いでからの微調整するときには竹串が使いやすいです。

  • 消毒用エタノール

ボトルが汚れていると劣化する原因になるため、ボトルを消毒するためのエタノールが必要です。

 

簡単に作れるハーバリウムの作り方とポイント

長く色あせないハーバリウムの作り方とポイント

出典:Room Clip

 

ハーバリウムの作り方を順を追ってまとめると、次のようになります。

 

  1. ボトルを洗浄し、エタノールで内部を拭いて消毒後、しっかり乾燥させる
  2. 花材や材料を入れる
  3. オイルを注ぎ、ピンセットで花材をレイアウトする
  4. オイルの中にある気泡が抜けるのを待ち、フタをしっかりと閉める

 

作り方は本当に簡単なのですが、長く色あせないハーバリウムをつくるための大切なポイントが4つあります。

 

ポイント1:オイル選び

難しそうなオイル選びですが、ハーバリウム用のものを選べば、オイル自体が劣化してしまうことはないのだそう。ただ、種類によって作りやすさがちがってくるので、自分に合ったものを選びましょう。

ハーバリウムには「ミネラルオイル」か「シリコンオイル」を!

まず種類は「ミネラルオイル」か「シリコンオイル」に分かれています。

初心者の場合には「ミネラルオイル」がおすすめです。ミネラルオイルは比重が重く、花が浮き上がりにくいため、慣れない人でも比較的作りやすいです。

シリコンオイルは、ミネラルオイルよりも光沢感が増すので、ハーバリウム作りに慣れてきてオイルにもこだわりたい方向けです。価格もシリコンオイルの方が少し高価です。

ミネラルオイルとはシリコンオイルを同時に使うことはあまりないと思いますが、二つを混ぜてしまうと白濁してしまうので、注意しましょう。

 

ベビーオイルでも代用できますが…

ネットではベビーオイルで代用している作り方も紹介されていますが、あまりおすすめはできません。

ベビーオイルはサラサラ過ぎてレイアウトした花を固定しにくく、オイルが変質しやすく花の色が早めに変色してしまうからです。

色が少し変わってきても味わいがあるという見方もできますので、ベビーオイルの欠点をわかったうえで、個人的に楽しむのはかまいません。

ベビーオイルを使った方の体験談によれば、ポンプ式でボトルに入れやすいというメリットもあるそうです。 

 

ポイント2:花材などに水分やホコリがないこと

花材や材料に水分やホコリが少しでもあると、どうしても劣化を早めてしまいます。

一見わからないぐらいの水分やホコリも、腐敗したり変色してしまう原因になるのです。そのため、生花をハーバリウムにするのはNGです。

手作りのドライフラワーは、水分が抜けきらないこともあります。色あせが心配な場合には、市販のものを使うといいでしょう。

プリザーブドフラワーは、市販のものも自分で作る場合も薬品を使って乾燥させるので、ハーバリウムにするときの心配が少ない材料です。

ホコリを避けるためには、密閉された花材を購入すると安心です。

 

ポイント3:気泡を抜く

気泡とは、オイルの中にできてしまう空気の泡のこと。気泡があると透明感が損なわれて見映えが悪くなってしまいます。

気泡が入らないようにするには、何回かに分けて少しずつオイルを入れるのがコツ。

もし気泡が入ってしまったら、しばらくハーバリウムのふたを開けたまま時間を置くと自然に抜けていきます。

 

ポイント4:置き場所に気を配る

新しいハーバリウムは、ずっとこのまま綺麗でいてくれそうな雰囲気ですが、早ければ3ヶ月ぐらいで変色してしまうことがあります。

オイルが劣化しなくても、花材は時間とともに変質するので、ハーバリウムにはどうしても寿命があるのです。

でも、置き場所を工夫することで、長く美しさを保つことはできます。

花材が日光や熱などの温度変化で傷むことがあるので、直射日光や冷暖房が直接あたるような場所に置くのは避けましょう。

 

プレゼントにぴったり!喜ばれる手作りハーバリウム 

 

せっかく気持ちのこもった手作りアイテムでも、相手の方の好みに合わないこともあります。

その点、ハーバリウムは万人に好かれる花を材料にしていて、形もスリムなのでかさばることもなく、喜んでいただきやすいアイテムといえるでしょう。

日頃それとなく好きな花や植物を聞いて、その花や植物をチョイスして手作りしてあげると、感動されるかもしれませんよ。

また、男性向けに葉・果実・装飾などを多く使ったり、色合いなどを工夫すれば、植物など無縁な男性にも喜ばれること間違いなしです!

 

初心者の方には、手作りハーバリウムキット!

 

「さっそく作ってみたいけど、何から始めていいのかわからない」という方には手作りキットが便利です。

キットには自分で選ばなくても、花材やボトルセットされ、作り方の説明書もついています。オイルやピンセットも入ったキットを選べば、すぐに始められますよ。

キットが手に入りやすいのは、大きめの手芸材料のお店やインターネットなどのオンラインショップで販売されています。

メインの材料は花ではありますが、お花屋さんではなく、手芸店を探してみてくださいね。

もし、近所で見つからないときにはネットで探してみましょう。

オンラインショップはもちろん、Creemaなど手作り品を多く扱うネットサイトでも、センスよく組まれたハーバリウムキットも出品されています。

 

ハーバリウム ボールペン キット

普段から物を飾らないような方には、実用的なボールペン型のハーバリウムもおすすめです。もちろんポールペンハーバリウム用のキットもあります。

 

ハーバリウムの手作りが苦手という人に!

インテリアとして飾りたい、プレゼントしたいけど、時間がない。自信がない。作るのは苦手。という場合は既製品があります。

 

ハーバリウムはお手軽なインテリア!

 

ハーバリウムは、食卓、リビング、玄関、バスルーム、洗面所、寝室など生活のあらゆるところにインテリアとしてマッチします。

彩りを増すには、複数のハーバリウムを並べて飾ると良いですよ。

色とりどりの草花や植物が並ぶことで、彩りが豊かになり華やかさが増して素敵な印象を与えることができます。

 

窓際に置くと、ハーバリウムは美しく、彩り豊かに感じられます

ハーバリウムは自然光を通してみると一番美しく感じられます。

朝昼夕とそれぞれ違う光の加減で、異なる雰囲気を見せてくれるのも楽しみの一つです。

瓶なので光はハーバリウムを通過し、部屋を暗くすることがありません。

窓辺に置けば、鮮やかでまるで小さな花壇や菜園のようです。

自然な色合いが、とても美しく感じられますよ。

自然光が入らない場所でも、窓の大きさや色合いに合わせてハーバーリウムを飾れば、雰囲気はずっと明るくなります。

 

夜のハーバリウムも幻想的でおすすめです!

ハーバリウムは、夜も楽しむことが出来ます。

LED照明付きのコースターやハーバリウム用の照明で、光を当てると幻想的な雰囲気が簡単に作れます。

お酒でも飲みながら、いつもとは違う部屋の雰囲気を楽しむのも、なかなかおつなものです。日頃の疲れを忘れさせてくれますよ。

照明がわりにベッドサイドにおいてもおしゃれですね。

 

ハーバリウムと風水の関係

 

ハーバリウムには、花材などの植物を使っていますので、風水上どこに置くのが良いのか気にされる方もいらっしゃるかと思います。

よく言われるのが、「ボトルに入っているので、どこに飾っても風水的にあまり意味はない」というのが一般的です。

ともあれ、風水的に問題はなくても、劣化などで見栄えが悪くなると運気はダウンしてしまいそうです。

ハーバリウムの見映えが悪くなるのは半年から1年程度ですが、置き場所などの保存状態、オイルや花材、飾りなど条件により変わります。

1年以上変わらずきれいな状態を保つものもあります。

逆にオイルが黄色く劣化しても、味があってそれが良いという人もいますが、あまりにも古くなったら次の項目を参考にして捨ててください。

 

ハーバリウムは捨てる時どうするの?

 

作るのが簡単で失敗の心配も少ないハーバリウムですが、万が一うまくいかなかった時や寿命が来てしまった時には、どのように処分すればよいのでしょうか?

ハーバリウムの中で一番捨て方がわからない材料は「オイル」です。

ハーバリウムのオイルは、捨て方は一般的な食用油と同じでかまいません。

空いた牛乳パックなどに油を吸収するマットや新聞紙を入れて、不要になったオイルを流して封をすれば可燃ゴミとして捨てられます。

ドライフラワー、プリザーブドフラワーも可燃ゴミですし、ボトルは洗えば何度でも再利用ができます。

ハーバリウムは捨てるときにも環境への影響が少ないのも素晴らしいところです。

 

まとめ

飾る楽しみ、手作りする楽しみの両方が味わえて、上達すればプレゼントにも最適なハーバリウム。

おうち時間が増えてきた今こそ、おすすめの趣味です。時間を忘れて熱中してしまう方も多いそうです。

ハーバリウムの作り方は、針やミシンなど特別な器具などが不要で、工作のような感覚で不器用な方でも始めやすいのも魅力です。

お子さんやご年配の方にもできるので、家族やグループで取り組んでみるのもいいですね。

 

-その他

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四国に住む兼業農家の跡取り息子です。

幼少期から嫌々家業(農業)の手伝いをさせらて、知らぬ間に野菜や穀物、花卉などの育て方を叩き込まれました。

40代になり改めて植物の美しさやすばらしさ、力強さを認識しています。

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