キンセンカ(カレンジュラ)とマリーゴールドの区別がつきません!

花と自然

先日ホームセンターでキンセンカ(金盞花)を売っていました。マリーゴールドとの区別が難しいですね。キンセンカは外国から持ち込まれて殆ど観賞用として愛されてきましたが、海外ではちょっと違うようです。

実は同じもの

キンセンカにもいろんな種類と名前がありますが、呼び名が違うだけで、実は同じがあることをご存知ですか。

キンセンカ=カレンジュラ=ポットマリーゴールド=冬シラズ=姫キンセンカ=寒咲ンセンカ(カレンジュラ)花が咲く時期が違うだけで同じものです

キンセンカの学名はカレンジュラと言います。

キンセンカの中で寒さに強いキンセンカが冬シラズ、姫キンセンカ、寒咲キンセンカ(カレンジュラ)などと呼ばれています。

寒さに強い冬シラズ、姫キンセンカ、寒咲キンセンカ(カレンジュラ)は霜や少々の雪でも枯れず花を咲かせますが、暑さで枯れてしまいます。

 

人間との古く深い関わり

古来ヨーロッパから中国を経由して江戸時代に日本にきました。

日本では鑑賞するために育てられていることが殆んどですが、ヨーロッパでは元々ハーブとして栽培されていた経緯があり幅広い用途で利用されてきました。

キンセンカを原料にした皮膚薬(軟膏、火傷や肌あれ、日焼け等)乾燥肌、エイジングケアに利用したり、食用可食の花として料理(サラダなど)に使用したり、花弁は加熱しても色褪せないので値段の高いサフランの代わりに使用できます。貧乏人のサフランとも呼ばれています。

独特の香りを出すことから石けんやシャンプー、アロマ・オイルとして使用されています。

 

かなり万能薬

咳や痰の嗽薬としても使用されているようで、他にもアンチエイジング、抗菌、抗ウィルス、風邪、発熱、眼精疲労、胃痛・胃炎、喉の痛み、口内炎、冷え性、生理痛、PMS、更年期障害にも効果が期待できるようです。

人に役立つ万能な植物といえます。

また、キンセンカはキク科の花らしく害虫を寄せ付けない効果があるようで、野菜などを栽培する際近くにキンセンカを植えているそうです。

個人差はあると思いますが、私が匂いを嗅いでみ他感想ですが、なんというか珍しい香りだったです。

 

マリーゴールドに似ているが別物

ハーブティーとして主にトウキンセンカが使われていますが、その際に「ポット・マリーゴールド」「マリーゴールド」などど書かれています。マリーゴールドとは別物です。

同じキク科の植物で花もマリーゴールドに似ていますが、属性が異なりキンセンカはカレンデュラ属で南ヨーロッパ・地中海沿岸原産マリーゴールドはマンジュギク属メキシコ、中央アメリカ原産で食用には適さないようです

 

最後に

キンセンカの花言葉は、「離別の悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」「失望」「慈愛」です。

ギリシャ神話の太陽神アポロンと水の精クリティとの嫉妬の神話に基づいています。

慈愛以外、花の明るさからは全く想像出来ないマイナス印象の言葉ばかりですね。

しかしそんなマイナスイメージからは考えられないくらい、古くから人々の役に立ってきた植物です。

私はキンセンカに対するイメージがかなり良いものに変わりましたが皆さんはどうですか?

 

タイトルとURLをコピーしました