植物で虫除け、環境や身体にやさしくお部屋のインテリア、ガーデニングのワンポイントにも

観葉植物

暑くなり、家の内外問わず虫が増えてきましたね。

虫は嫌いだが、体に悪い殺虫剤をあちらこちらでスプレーするのはちょっと….

と思われている人、虫よけ効果のある植物を玄関やベランダ、お部屋に飾ってみませんか?

環境や身体にやさしく、虫除けだけでなくお部屋のインテリアやガーデニングのアイテムにもなりますよ。

 

カレンソウ

ゼラニウムとシトロネラの2種のハーブを交配してつくられたハーブの一種です。

「カレンソウ」(蚊嫌草)は新芽の香りの中に、蚊よけの成分があり シトロネラールという香りを強く発することで、蚊の感覚を麻痺させ寄せつけにくくしています。同種の「ローズゼラニウム」にもこの成分が含まれています。

乾燥に強く多湿を嫌います。日当たり風通しの良い場所で育てます。水は土が乾いてからたっぷりあげましょう。

 

 

サントリナ

コットンラベンダーとも呼ばれています。

 

10種類ほどありますが、ランブルック・シルバー、レモン・クイーン、ロスマリニフォリアなどが国内では良く流通しています。

防虫効果があり、昔からドライハーブにして箪笥や引き出しに入れたりして使われてきました。

枝は虫除けになるので乾燥させて棚やたんすの中にいれて利用します。

耐寒性がありマイナス15度までなら育ちますが、高温多湿は苦手なので株元の葉を整理するなどの対策が必要です 。日あたりがよく乾燥気味の水はけのよい場所で、風通しをよくして育てます。水は土が乾いてからたっぷりあげましょう。

 

 

除虫菊(ジョチュウギク)

古くから蚊よけとして使われ、蚊取り線香の原料でも有名です。 白がポピュラーですが、赤い「赤花除虫菊」やピンクのものもあります。 種子となる部分にピレスロイドという殺虫成分を含んでます。

日高温多湿は苦手なので株元の葉を整理するなどの対策が必要です 。日あたりがよく乾燥気味の水はけのよい場所で、風通しをよくして育てます。水は土が乾いてからたっぷりあげましょう。

また、同じキク科のマリーゴールドもアルファ・テルチエニルという成分があり、蚊や害虫を寄せつけない性質を持っています。

 

タンジー

ハーブの一種「タンジー」は、香りのよい黄色い小花。古来から、薬草として使用されており、ハエやアリなどの虫よけとして使われてきました。建物の周囲に植えておくと室内にはいりにくくなります。 虫を防ぐハーブとして、ヨーロッパでは昔から使われてきました。

毒性のある成分を多く含んでおり、アロマテラピー等では使用できません。

日あたりがよく乾燥気味の水はけのよい場所で、風通しをよくして育てます。水は土が乾いてからたっぷりあげましょう。

 

コモンタイム

料理などにも使用され肉などの臭み消しや煮込み料理など風味付けに使われています。殺菌・防腐効果もありヨーロッパの方では古くからを肉や魚の保存にも使われてきました。

 

暑さに弱く寒さには強いのが特徴で、高温多湿が嫌いなので風通しをよくしてやります。水は土が乾いてからたっぷりあげましょう。

 

 

コモンタイムのほかにもレモンの香りがする「レモンタイム」や地面に這うように生える「クリーピングタイム」等があります。

 

ニームの木

インドセンダンという名前ですが、ニームの木という名前で流通しています。

殺虫効果のある成分が枝や葉がふくまれており、インドでは古くから虫の駆除などに使われてきました。

また、抗菌効果もあり万能薬としても重宝されてきました。

種子からは油分が採取できマッサージ用オイルを取ることもできます。

水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬は土が乾いてから数日間隔を空けてから水やりをしてください。水が多すぎると、根腐れを起こしてしまいます。寒さにとても弱いので注意が必要です。10℃を下回るようになったら室内へ移動しましょう。

 

ユーカリ

虫除けやリラックス効果などがあり、コアラが大好きな葉ですね。しかしその葉には毒を含んでいます。

虫が嫌いなニオイを出し「シルバーリーフ」と呼ばれる銀色っぽい葉が、部屋のインテリアとしても人気の植物です。

種類が非常に多く、500種以上あるといわれています。香りがさわやかで国内では「レモンユーカリ」「ポポラス」「ユーカリグニー」「テトラゴナ」「オービフォリア」等がよく見られます。コアラの餌となるのは「プンクタータ」という種類になります。

暖かく乾燥した地域の植物なので、日当たりが良く風通しの良い場所を好み加湿を嫌います。手間がかからず丈夫な植物です。水やりもカラカラになったらあげる程度で、根腐れしないようにしましょう。寒さには強くありません。特にレモンユーカリなどは弱く冬は室内で育てましょう。

 

さいごに

虫除け効果のある植物は、品種によって香りや成分も異なりますので、忌避効果が期待できる虫の種類も異なりますが、人体に影響がある殺虫剤を使わず虫を防ぐことができます

小さなお子さんやお年寄りがいるというご家庭は是非育ててみてください。

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