春になると色鮮やかに咲く芝桜。地面いっぱいにカラフルな色で咲いていますね。
農業公園などに行くと広大な敷地に「これでもか」というぐらい植えられています。
さぞ、管理や植え付けが大変だろうなと思いきや調べてみると意外と手間がかからない植物だということがわかりました。
意外と手間がかかりません
芝桜はヨーロッパ経由で観賞用として江戸・明治時代に輸入されました。原産地は北アメリカ、カナダでハナシノブ科フロックス属という種類の常緑性多年草で現在30以上の色(品種)があるそうです。
写真は近所で植えられていたスカーレットフレームという種類だったと思います。
淡桃、赤、紫、白色等のサクラのような形の花を芝生のように一面に咲かせます。
芝桜の名前の由来はそんなところからきているようです。
もちろん芝生のように踏んだりしてはいけませんが、他の花と比べても強い上、世話などの手間が殆んどかかりません。
ほぼ放置状態で多少の寒さや乾燥、病気や害虫にも強く日当たりと水はけの良い場所に植えてさえすればほぼ間違いなく、春になると花を咲かせるそうです。
広大な敷地で咲く芝桜
何とも楽で親孝とも言うべき花ですが、広大な敷地に色とりどりの芝桜が咲いている風景には圧倒されますね。一つ一つは小さく可愛らしい花なのですが足元から広がる景観に圧倒された経験もあろうかと思います。
そんな雄大な景色と芝桜が有名なのは、毎年TVなどでよく見る富士山の裾野で開催されている「富士芝桜まつり」でしょうか。
芝桜が植えられた広大な敷地と竜神湖の背景に富士山を望む絶景スポットです。
迫りくるような美しくカラフルな芝桜と神聖な富士山と竜神湖、見ているだけで、まるで写真か絵画の世界のようで吸い込まれそうで、日頃の疲れが何処かへ飛んでいってしまいそうで、何時までも見ていたい景観です。
意外な花言葉に思うこと
ちなみに芝桜の花言葉は「臆病な心」「合意」「一致」「忍耐」「燃える恋」「華やかな姿」「一筋」だそうです。
花の姿から「合意」「一致」「忍耐」「燃える恋」「華やかな姿」「一筋」は、何となく理解できますが、「臆病な心」というのは “う~~ん。なんでだろう?” と思ってしまいます。
芝桜は低く花が密集してあまり茎や葉が見えづらいですね。
美しい面(花)を前面に出して、見せたくない面(茎や葉)を隠している。そんな臆病な性格を連想したのかな?などと勝手な解釈を私はしています。
普段通っている近所の道路の植え込みの芝桜も今がちょうど満開で見頃です。
風に揺れて、陽の光を浴びて沢山の花が咲いている姿は、子供が幼稚園の頃に発表会でクラスのみんなと合唱しているようで何とも可愛らしく感じます。
兼業農家の跡取り息子。植物が好き、花が好き、ガンダムも好き。
農業繁忙期には更新がちょくちょく遅れるよ。