簡単に育てられる!観音竹(カンノンチク)の育て方と増やし方(植替え・植付け・株分け)

ガーデニング

 

観音竹(カンノンチク)は、小柄なヤシ科植物の一種で、琉球観音竹(琉球カンノンチク)ともいいます。

漢字で、観音「竹」と書きますが竹の一種ではありません。

銀杏(イチョウ)と同じく雌雄異株(株毎に雄雌の生殖器官をもつ)で、特に開花は非常に稀で、一説には何十年に一度とか。

中国南部原産の植物で、日本へは江戸時代に琉球(沖縄県)経由で観賞用として持ち込まれました。

ある程度の耐陰性、耐寒性があり初心者にも育てやすく、お部屋のインテリアとして人気があります。

洋室でも和室でも落ち着いた雰囲気があり置いてあるだけで癒されます。

 

 

簡単!観音竹の育て方

観音竹(カンノンチク)を購入するなら生育期5~6月がおすすめです。

順調に育つと高さが4m以上にも達することがあります。新芽は頂部から出てきます。

葉先が茶色くなる時があります。原因は様々ですが根詰まり、水のやりすぎ、日照不足、葉の接触などですが、自然と茶色くもなります。

気になるようでしたらカットしてください。

 

  出典元:123Plantn 

 

観音竹で財運や幸運がアップ!

カンノンチク_蓄財

 

観音竹(カンノンチク)は、縁起がよい観葉植物として人気があります。とがった葉の形は、邪気を払い、幸運を呼ぶとされています。

他にも「竹→ちく」と読むことで 

・ちくざい(蓄財)
・竹のようなふしがある

  → 節目節目で、財(お金)が蓄る

という語呂合わせや言語にこもる力(言霊)から、財運アップに繋がると言われています。

空気の浄化効果も高い観葉植物としても有名で、玄関やリビング、オフィス、廊下などに置かれることが多い観葉植物です。

落ち着いた雰囲気で部屋の中に違和感なくなじんで溶け込みます。お祝い事や贈り物にピッタリのアイテムです。

 

 

観音竹を育てるのに適した場所

春から秋にかけて、室内であれば窓際、屋内であれば軒下や屋根のあるベランダなどの半日陰で、直射日光の当たらないところで育てます。

長時間、直射日光に当ててしまうと葉先が茶色くなってしまうことがあります。

屋内で育てる場合、はエアコン風などで乾燥しないよう直接風が当たらないところにおきます。

屋外もできるだけ強風などで葉が傷つかないところに置いてあげましょう。

 

観音竹に適した温度、冬場は注意

観音竹(カンノンチク)は高温加湿に強く、育成の適温は15℃以上です。ですので、春から秋にかけてはさほど気にすることはないと思います。

ただし、冬場も室内で10℃程度あれば十分育ちますが、3℃を下回らないように注意しましょう。

特に葉に斑が入ったものは、寒さに弱く5℃以上の温度は必要です。

室内で冬越しする場合は、それほど気にする必要もありませんが、屋外の場合は霜や雪などがつかないような場所に移動しましょう。

 

観音竹に適した土壌

 

カンノンチク_蓄財

 

肥沃で水はけの良い土壌でそだてます。

根腐れを防止するため鉢底には排水穴から水が抜けるよう鉢石を敷き、赤玉土、軽石、バーミキュライトバーク堆肥(腐葉土)などを混ぜたものを使います。

市販の観葉植物の土を使用したのでも構いません。

観音竹の水やりは?

 

基本は土の表面が乾いたら水をやります。

夏場は水を切らさないよう土に毎日保水してあげましょう。水切れすると葉枯れの原因になります。

冬場は、あまり水は必要ありません。やり過ぎると根腐れの原因となります。土の表面が乾いてから2,3日後に水をあげてください。

葉水をしてやると葉の光沢が保たれます。

 

観音竹に肥料をやるタイミング

 

生育期の春から秋にかけて緩効性肥料を使用します。

2か月に1回程度で十分かと思います。

土壌を酸性にしすぎると根の吸水が悪くなることがあるようです。

また、冬は施肥の必要はありません。

 

観音竹の病気・害虫

 

特定の病気にかかることはありません。

 

害虫のハダニやカイガラムシが付くことがありますので、市販のマシン油などの殺虫剤を適宜散布してあげましょう。

 

 

観音竹の増やし方(植替え・植付け・株分け)

 

 

出典元:DREAM GARDEN 3

 

購入後すぐに鉢の植え替えをしても問題ありませんが、5~6月頃が望ましいです。

5~6月頃は、気温・湿度がある程度高く日が長くなり根の成長が速くなりますので植え替えるのに理想的な時期です。

鉢の植替えは2年くらいに1回が目安です。以前の鉢より一回り以上大きなものにすると根が丈夫に育ちます。

 

 

観音竹(カンノンチク)は、根や茎の発育や再生が他の植物より遅いので、植え替えや株分けの際には根や茎を傷めないようにしてください。

根の土を落とす際には、水で流しながら軽くほぐしてあげると傷はつき難いです。

 

他の植物と違い観音竹(カンノンチク)は挿し木や取り木では難しいので、根をつけたまま切り離す「株分け」という方法で殖やします。

鉢から根を抜いて、付いた土を落として茎を分けます。

自然に分かれてくれるといいのですが、分けづらいのであれば茎の間を園芸用ハサミなどで切り分けます。

伸びすぎている根は、ある程度カットしてから植え付けてあげましょう。

 

 

観音竹の花はいつ咲くの?

 

結論から申し上げると、観音竹(カンノンチク)は、どのようなタイミングで咲くのかがわかりません。

ただし、屋内で育てて開花したという話はあまり聞いたとこがなく、ほとんどが屋外か温室などで日光がある程度当たる場所のようです。

冒頭で観音竹(カンノンチク)の開花は非常に稀で、「一説には何十年に一度」と申し上げましたが、上手に育てると開花した次の年も咲くことがあるようです。

 

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