初めてでも育てやすい「多肉植物」 かわいい・お洒落・カラフルで美しいなど色んなタイプを集めてみた。

Caudiciform 観葉植物

 

肉厚でぷっくりしてみずみずしい多肉植物。世界には1万5千もの種類があるそうです。

定番ものからコロコロとカワイイ形、もふもふの毛が生えているもの、カラフルな色のもの、珍しさに思わず目を引くもの、面白い形など見ていて飽きません。

 

値段も手ごろなので、見ているとあれもこれも欲しくなってします。

でも、

  • 育てやすい?
  • 本当に枯れない?
  • 管理はどうすれば?
  • どのぐらいの大きさ?

などちょっと分かりにくいです。

初心者でも育てやすく管理が簡単、手間がかからず、大き過ぎず、人気のある品種をメインに紹介しています。

多肉植物は、あまり手がかからないので、「忙しいので毎日は世話ができない」という人にはピッタリですよ。

 

  1. 多肉植物の枯れてしまう一番の原因
  2. 多肉植物は夏の強い日差しはダメ、光が全く当たらないのもダメ
  3. 1.ロゼットが美しく育てやすい多肉植物
    1. エレガンス(月影)
    2. 七福神
    3. 白牡丹
    4. 白雪姫
  4. 2.初めてでも育てやすく「見た目がカワイイ」多肉植物
    1. ビアポップ(新玉つづり)
    2. メビナ
    3. 桃太郎
    4. クリスタルローズ
    5. 月兎耳
    6. テディベア
    7. ルビーネックレス
    8. 熊童子
    9. ペンデンス
    10. グリーンネックレス
    11. ドルフィンネックレス 
    12. アロマティカス
  5. 3.初めてでも育てやすく「カラフル」で「美しい」多肉植物
    1. キウィ(夕映え)
    2. 桜吹雪
    3. サンバースト
    4. 唐印(デザートローズ)
    5. 火祭り
    6. もみじ祭り
    7. ブロンズ姫
    8. デビー(パープルクイーン)
    9. ピンクプリティー
    10. レッドベリー
    11. バニラシフォン
    12. 銘月
  6. 4.初めてでも育てやすく「ちょっとお洒落」な多肉植物
    1. 朧月
    2. 古紫
    3. 樹氷
    4. 黒法師
    5. 十字星、南十字星
    6. マッソニアーナ
  7. 5.「変わった」姿ですが、初めてでも育てやすい多肉植物
    1. オブツーサ
    2. 巻絹
    3. 万象
    4. 十二の巻
    5. ゴーラム
    6. 子宝弁慶草
    7. 四海波
    8. ブレビカウレ(エビス笑い)
  8. 6.初めてでも育てられる「存在感たっぷり」な多肉植物
    1. パイナップルコーン(ソテツキリン)
    2. 緋牡丹 
    3. 姫春星、春星、銀手毬、白星など
  9. 冬型種・春秋型種・夏型種 それぞれ多肉植物の基本の育てかた
    1. 冬型の多肉植物育て方の基本
    2. 夏型の多肉植物育て方の基本
    3. 春秋型の多肉植物育て方の基本
  10. 単体よりも寄せ植えの方が「映える」多肉植物

多肉植物の枯れてしまう一番の原因

多肉植物は、もともと乾燥した場所や半日陰のやせた土地に生育し、環境に適応するために葉や茎、根に水を貯めることのできる塊根植物で、「コーデックス」などと呼ばれたりしています。

表面が膜(クチクラ層)で覆われて水の蒸発を防ぎ水分を貯めるので、他の植物ほど水分は必要としません。

ですので湿気が多い場所で育てたり、水を与えすぎると根腐れや病気の原因となってしまいます。

多肉植物は夏の強い日差しはダメ、光が全く当たらないのもダメ

多肉植物は光を好みますが、太陽にさらしすぎると「葉焼け」おこします。葉の組織が壊れてかさぶたの様に白くなったり、黒くなったり、茶色くなったりします。

かといって、全く光に当てないとヒョロヒョロと「徒長」し、容姿が悪くなってしまいます。

ベランダや玄関など直射日光の当たらない軒先や、カーテン越しの窓辺などに置いておくと「葉焼け」や「徒長」などを起こさずよく育ちます。

succulents-Groupplanting

 

1.ロゼットが美しく育てやすい多肉植物

 

 

エレガンス(月影)

エケベリア属

<ベンケイソウ科> 春秋型

echeveria-eregance

出典: Etsy, Inc

エケベリアの代表的な存在、初めてでも育てやすい品種です。

紅葉はしませんがエッジが半透明で、白っぽい透き通るような白い葉が人気の植物で、初めてでも育てやすい品種。

冬場になると白さが増します。流通量が多く「月影」という名前でも販売されています。

難易度:1

大きさ:8cm前後

水やり:春~初夏にかけて週に1回、夏は断水気味に月1・2回程度、秋は週に1回、冬も断水気味で月1回葉に張りがなくなったら。

日当り:年間を通して日当たり、風通しのよい場所で育てますが、夏場は半日陰で。

温 度:冬場は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

七福神

エケベリア属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

echeveria-shitifukujin

明治時代に輸入された、バラのようにロゼッタ状に咲いた大きく幅広な葉が特徴的です。初めてでも育てやすい品種。

流通量も多く、夏には黄色とピンクの花を咲かせ、冬になると葉先がほんのりと赤く紅葉します。

難易度:1

大きさ:10~15cm前後

水やり:春~初夏にかけて2週に1回、夏は断水気味月1回土の表面が濡れる程度、秋は2週に1回、冬も断水気味月1回土の表面が濡れる程度で。

日当り:年間を通して日当たり、風通しのよい場所で育てますが、夏場は半日陰で。

温 度:ある程度の耐寒性はありますが、冬場は霜にあてないように。0℃以下にならない場所で管理。

 

白牡丹

グラプトベリア属 

<交配種> 春秋型

白い葉が美しく整った可愛らしい品種です。葉の表面に粉をまとっています。

比較的丈夫で育てやすく初心者向きです。

難易度:2

大きさ:10cm程度

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬は断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。湿度に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は0℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

白雪姫

エケベリア属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

echeveria-shirayukihime

出典:Rakuten

葉は青白く縁がほんのり赤く色づく姿が印象的な、エケベリアのハイブリッド種です。

少し寒くなる10月下旬頃から、白色い花をつけたりもします。

冬も日光と寒さに当てることで、葉に透明感と薄っすらと白粉がでてキレイな白さになります。

難易度:2

大きさ:10cm前後

水やり:春~初夏にかけて2週に1回、夏は断水気味月1回土の表面が濡れる程度、秋は2週に1回、冬も断水気味月1回土の表面が濡れる程度で。

日当り:年間を通して日当たり、風通しのよい場所で育てます。暑さには強いですが、多湿は苦手なので夏場は風通しのよい半日陰で。

温 度:寒さに弱いため、冬場は5℃以下にならない室内で等で。

 

2.初めてでも育てやすく「見た目がカワイイ」多肉植物

 

ビアポップ(新玉つづり)

セダム属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

sedumu-biapop

ぷっくりした肉厚な葉が何重にもぎっしり重なる可愛らしい品種で寄せ植えなどにもよく使われます。初心者でも育てやすい品種です。

春には、赤色・ピンク色の可愛らしい花を咲かせます。

難易度:1

大きさ:~5cm

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬は断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。高温多湿に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:冬は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

メビナ

エケベリア属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

小さな葉が可愛いらしい小型のエケベリアです。ピンクや赤のエッジがとても綺麗です。スターライトという名前でも流通されているようです。

斑入りの品種「メビナ錦」になるとお値段が上がります。

繁殖力がありどんどん子株を増やしてくれます。

葉が痛まないよう水やりは株元へ。

難易度:1

大きさ:5~10cm

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬は断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。高温多湿に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:冬は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

桃太郎

エケベリア属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

echeveria-momotarou

葉の先端部分がピンク色に染まる可愛らしい品種です。

簡単で育てやすい品種です。チワワリンゼという名前でも流通しています。暑さにも寒さにも比較的強く、春には花芽から花も開花します。

秋が深まるにつれ、葉のエッジが明るく紅葉します。

難易度:1

大きさ:15~20cm

水やり:春~初夏にかけて週に1回、夏は断水気味に月1・2回程度、秋は週に1回、冬も断水気味で月1回葉に張りがなくなったら。

日当り:年間を通して日当たりの良い、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は半日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬場は1℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

クリスタルローズ

エケベリア属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

透明感のある緑とピンク色がとてもカラフルで、可愛らしい品種です。

難易度:2

大きさ:7cm程度

水やり:春~初夏にかけて週に1回、夏は断水気味に月1・2回程度、秋は週に1回、冬も断水気味で月1回葉に張りがなくなったら。

日当り:年間を通して日当たりの良い、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は半日陰で。

温 度:冬場は1℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

月兎耳

カランコエ属 

<ベンケイソウ科> 夏型

Kalanchoe-tukitoji

出典:Rakuten

月兎耳(つきとじ)と読みます。

白っぽい毛に覆われ、葉の淵には茶色い斑がある兎の耳に似た形の葉っぱが特徴的で可愛らしい品種です。

比較的育てやすく、初心者向きの品種ですが、寒さと暑さに弱いので温度管理には注意が必要です。

難易度:2

大きさ:10cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が湿る程度、冬は断水気味で月1・2回程度土が乾いてから土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は暑くならない半日陰で。

温 度:冬場は5℃以下にならない室内等の日光の当たる場所で管理。

 

テディベア

カランコエ属 

<ベンケイソウ科> 夏型

kalanchoe-tomentosa-teddybear

出典:Rakuten

ずんぐりとした姿で産毛に覆われた可愛い姿が特徴的な品種です。

全体に茶色で葉の縁には茶色い斑があり、熊の耳のようにみえます。

比較的育てやすく、初心者向きの品種ですが、寒さと暑さに弱いので温度管理には注意が必要です。

難易度:2

大きさ:10cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が湿る程度、冬は断水気味で月1・2回程度土が乾いてから土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は暑くならない半日陰で。

温 度:冬場は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

ルビーネックレス

オトンナ属 

<キク科> 冬型

succulents-necklace

緑色の粒上の葉がネックレスのように連なり紫色の茎がどんどん伸びて垂れ下がり成長していきます。

緑がとても美しく葉が三日月の様なふっくらとした形をしており、室内等でハンギング仕立てがおすすめです。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏にかけて週に1回、夏は断水気味に月1・2回程度、秋は週に1回、冬も断水気味で月1回葉に張りがなくなったら。

日当り:年間を通して日当たりの良い、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は半日陰で。

温 度:耐寒性ありますが、冬は0℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

熊童子

コチレドン属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

熊童子(くまどうじ)は、先端にまるで爪のような突起と、産毛に覆われた肉厚な葉が、クマの子の手を連想させる可愛らしい品種です。

秋にはオレンジ色の釣り鐘状の小さなかわいい花を咲かせます。

比較的、丈夫なのですが温度管理には注意が必要です。

難易度:2

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬も断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。高温多湿に弱いので夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:冬は5℃以下にならない日光の当たる室内等の場所で管理。

 

ペンデンス

コチレドン属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

たくさんの丸いふさふさの葉がたくさんできるのが特徴です。

肉厚で可愛い多肉植物で葉の先端には茶色のラインが入っており、寒くなるにつれ葉先が紅葉します。

比較的育てやすいですが、寒さに弱いので冬は注意が必要です。

難易度:2

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬も断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。湿度に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:冬は5℃以下にならない日光の当たる室内等の場所で管理。

 

グリーンネックレス

セネシオ属 

<キク科> 春秋型

ネックレスのように連なって成長する多肉植物です。球状でコロコロとした可愛いい葉が垂れ下がります。

ハンギングバスケットで壁に掛けたり、空中に吊すのがおすすめです。

比較的育てやすいですが、寒さに弱いので冬は注意が必要です。

難易度:2

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら湿らす程度、冬も断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。湿度に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:冬は5℃以下にならない日光の当たる室内等の場所で管理。

 

ドルフィンネックレス 

セネシオ属 

<キク科> 春秋型

葉の形が、イルカの様に見え人目を惹きます。グリーンネックレスに近い品種で、繁殖力があり枯れにくいと評判です。

ペレグリヌスというのが本来の名前。

室内の少し高いところやハンギングバスケットで壁に掛けたり、空中に吊すのがおすすめです。

比較的育てやすいですが、寒さに弱いので冬は注意が必要です。

難易度:2

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら湿らす程度、冬も断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。湿度に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:冬は5℃以下にならない日光の当たる室内等の場所で管理

 

アロマティカス

プレクトランサス属 

<シソ科> 夏型

plectranthus-amboinicus

出典:worldofsucculents

葉の表面は細く柔らかい毛で覆われており、触れると爽やかなミントのような良い香りがして、虫(G)を寄せ付けないと言われています。

緑がひときわ濃い以外は、特段見た目の派手さなどはありませんが、香りづけや料理、ハーブティーに使うこともできる便利な多肉植物です。

比較的育てやすいですが、寒さに弱いので冬は注意が必要です。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が乾いたら日中は避け夕方湿らす程度、冬は休眠期、断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。

温 度:寒さに弱く10℃以下になると枯れてしまうので、冬は日光の当たる室内の窓辺等で管理すること。

 

 

3.初めてでも育てやすく「カラフル」で「美しい」多肉植物

 

キウィ(夕映え)

アエオニウム属 

<ベンケイソウ科> 冬型

aeonium-kiwi

出典:cact.cz

葉ピンクで縁取られたジューシーな色合いの葉を持つ、コンパクトな品種です。

順調に育てば春頃に葉色が変化し、夏は葉の縁のピンク色が薄くなります。

比較的初心者でも育てやすい品種です。

難易度:2

大きさ:10cm程度

水やり:春と秋、週に1回程度、土が乾いたらたっぷりと水は鉢に溜めないように。夏は断水し土が乾いたら湿らす程度で、冬は月に1・2回土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たり、風通しのよい場所で育てますが、夏場は半日陰で。

温 度:耐暑性、耐寒性がありますが、冬は日光の当たる2℃以上の場所で。

 

桜吹雪

アナカンプセロス属 

<スベリヒユ科> 春秋型

出典:pinterest

小型種で成長はゆっくり、日によく当たるとよりピンクが濃くなります。

葉の間から白い糸を巻いた綿毛がでます。肉厚の葉にピンク斑が特徴的で美しい品種で、冬場は5℃以下にならなけば、屋外の軒下でも冬越しできます。

風通しが悪く、湿度が高くなると根腐れしてしまうので、夏場は断水し半日陰で育てます。

難易度:2

大きさ:5~10cm程度

水やり:春秋は土が乾いたら週に一回程度たっぷりと。夏は断水気味で月1回土の表面が濡れる程度、冬は半月~1月に1回土の表面が乾いてから土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たり、風通しのよい場所で育てますが、夏場は半日陰で。

温 度:冬場、気温が5度を下回る時は日光の当たる屋内へ。

 

サンバースト

アエオニウム属 

<ベンケイソウ科> 冬型

葉の縁がピンクで縁取られ、色鮮やかになる品種です。

風通しの良い日のあたる場所で育てると、葉色が良くなります。日本の夏の暑さが苦手なので、夏場は風通しの良い半日陰で。

葉は傷付きやすく黒くなるので、取り扱いに注意しましょう。周りと干渉しない場所で育てます。なるべく雨水にあてないように。

葉色紅葉期(11月頃)になると黄色かった葉の縁がピンクに染まります。

難易度:3

大きさ:15~20cm程度

水やり:春と秋、週に1回程度、土が乾いたらたっぷりと水は鉢に溜めないように。夏は断水し土が乾いたら湿らす程度で、冬は月に1・2回土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たり、風通しのよい場所で育てますが、夏場は温度が上がらない半日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は3℃以上の日光の当たる室内で育てたほうが無難。

 

唐印(デザートローズ)

カランコエ属 

<ベンケイソウ科> 夏型

Kalanchoe_touin

 

秋になると紅葉が楽しめる多肉植物です。秋が深まり気温が下がると、葉先が縁から赤に色づきます。

厚みのある丸い葉っぱが、幾重にも重なる姿が特徴です。

葉っぱの表面は、白い粉をふりかけたような銀色がかった色合いです。

紅葉してきたら少しずつ水やりの間隔を空けていきます。

難易度:2

大きさ:10~50cm

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は葉が萎れてきたら土が湿る程度、冬は断水気味で月1・2回程度土が乾いてから土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は暑くならない半日陰で。

温 度:寒さに弱いので冬場は室内等日光の当たる場所で管理。

 

火祭り

クラッスラ属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

crassula-himatsuri

 

秋頃から真っ赤に色づいて紅葉し、グリーンと紅色のコントラストがとても綺麗になります。

年間を通して日によく当てる事で、綺麗に発色します。

日光が不足すると葉に厚みがなかったり、色づきが悪くなるので注意が必要です。紅葉時期はお水は控えめに。

難易度:1

大きさ:10cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が乾いてから土を湿らす程度、冬は断水気味で月1・2回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。耐暑性がありますが、夏場はできるだけ半日蔭の風通しの良い場所が無難。

温 度:冬場は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

もみじ祭り

クラッスラ属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

crassula-momijimatsuri

火祭りと比べ葉はやや細長で薄めです。寒さに当たり紅葉すると葉が深い赤色に染まります。

年間を通して日によく当てる事で、綺麗に発色しますが夏の直射日光は避けましょう。

日光が不足すると葉に厚みがなかったり、色づきが悪くなります。紅葉時期はお水は控えめに。

難易度:1

大きさ:10cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が乾いてから土を湿らす程度、冬は断水気味で月1・2回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。耐暑性がありますが、できるだけ半日蔭の風通しの良い場所が無難。

温 度:冬場は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

ブロンズ姫

グラプトペダルム属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

graptosedum-bronz

出典:Rakuten

艶々とした赤~赤銅色が美しい品種です。

年間を通して日によく当てる事で、綺麗に発色しますが夏の直射日光は避けましょう。

紅葉期以降はより色がましていきます。

小型で、耐寒性と耐暑性があり、生命力もあるので管理がしやすく初心者向けの品種です。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬は断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は霜や雪などがあたらず0℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

デビー(パープルクイーン)

グラプトベリア・グラプトセダム属 

<交配種> 春秋型

肉厚の葉の表面に粉をまとったとても綺麗な紫色が特徴の品種です。

年間を通して紫色ですが、夏場は少し緑がかります。

年間を通して日によく当てる事で、綺麗に発色しますが夏の直射日光は避けましょう。

丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめの品種です。

難易度:1

大きさ:10cm程度

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬も断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。湿度に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は霜や雪などがあたらず0℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

ピンクプリティー

グラプトベリア・グラプトセダム属 

<交配種> 春秋型

Graptoberia-pinkpretty

肉厚で葉の形が美しい品種です。

紅葉期には葉先が淡いピンク色に染まり、より可愛い姿に変わります。

生命力があり、丈夫で育てやすいので初心者向きです。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬も断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。湿度に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は霜や雪などがあたらず0℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

レッドベリー

セダム属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

コロコロとした球のような葉が、紅葉期には真っ赤に染まっていく可愛らしい品種です。

年間を通して日によく当てる事で、綺麗に発色しますが夏の直射日光は避けましょう。

「虹の玉」が矮小化した品種と言われています。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬も断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。湿度に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は0℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

バニラシフォン

センペルビウム属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

sempervivum-vanillachiffon

気温が下がってくると赤黒く紅葉し始め、春には固有の色に染まります。

耐寒性、耐暑性ともに高く、株からはランナーが伸び子株をつけて増えていきます。

難易度:3

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬も断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。高温湿度に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は-5℃以下にならない場所で管理。

 

銘月

セダム属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

Sedum-adolphii

葉がツヤツヤしており、秋によく日に当てると気温の低下とともに葉っぱ全体が赤みの強いオレンジ色に染まります。

成長するにつれ株立ちして分岐し、春から初夏にかけて白い星型の花が咲き美しい姿を見せてくれます。

暑さ寒さともに強く、初心者の方でも育てやすい品種です。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏にかけて2週に1回、夏は断水気味月1回土の表面が濡れる程度、秋は2週に1回、冬も断水気味月1回土の表面が濡れる程度で。

日当り:年間を通して日当たり、風通しのよい場所で育てますが、夏場は半日陰で。

温 度:ある程度の耐寒性はありますが、冬場は霜にあてない方が無難。0℃以下にならない場所で管理。

 

 

4.初めてでも育てやすく「ちょっとお洒落」な多肉植物

 

朧月

グラプトペダルム属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

graptopetalum-oborozuki

朧月(オボロヅキ)は、生命力が強く初心者でも管理が比較的簡単な多肉植物です。

葉はひときわ肉厚で灰緑のシックな色合いがお洒落です。春には小さな花も咲かせます。

英語では「Ghost Plant(幽霊植物)」という名前でも呼ばれています。

難易度:1

大きさ:10cm程度

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬は断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は1℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

古紫

エケベリア属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

出典:Rakuten

古紫(こむらさき)は、艶消し黒紫色の分厚く肉厚な葉が特徴のお洒落な品種です。

黒玉子(くろたまご)、ブラックプリンス、アフィニスなどという名前で流通されています。

明るいグリーンが、冬の紅葉期のピーク時にかけて赤みがかかった鮮やかな黒色に変わていきます。

秋には脇芽の先に黄、橙、赤がの小さな花をつけます。

難易度:1

大きさ:10~15cm前後

水やり:春~初夏にかけて週に1回、夏は断水気味に月1・2回程度、秋は週に1回、冬も断水気味で月1回葉に張りがなくなったら。

日当り:年間を通して日当たりの良い、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は半日陰で。

温 度:冬場は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

樹氷

セデベリア属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

Sedeberia-jyuhyou

樹氷(じゅひょう)は細長い葉が紫色で全体的に白っぽい緑の葉色が特徴です。寒くなるにつれ葉先はピンク色に紅葉します。

耐寒性のある品種で霜に直接当たっても平気です。

初心者でも比較的育てやすい品種です。

難易度:

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬は半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は-2℃以下にならない日光の当たる場所で管理するのが無難。

 

黒法師

アエオニウム属 

<ベンケイソウ科> 冬型

黒く光沢の葉がシックなイメージ、神秘的な感じのする多肉植物です。

黒法師(クロホウシ)は耐寒性があり、霜にもたえます。

冬もしっかり日光に当てると、より葉色が黒く染まります。 

夏場は休眠に入るので、葉が落ち小さくなりますが病気ではありません。7~8月根腐れを防ぐため、水は極力与えず半日蔭で育てましょう。

難易度:2 

大きさ:葉の直径が10cm程度

水やり:春と秋、月に1回土が乾いたらたっぷりと水は鉢に溜めないように。夏は断水気味にし、土が乾いたら湿らす程度。冬は月に1・2回土の表面が濡れる程度

日当り:年間を通して日当たり、風通しのよい場所で育てますが、夏場は半日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は0℃以下にならない日光の当たる場所で管理するのが無難。

 

十字星、南十字星

クラッスラ属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

minamijyuujisei

葉っぱは小さめの三角形が連なり、上から見ると十字の星みたいに見えます。紅葉期には葉の縁が赤紫色に染まります。

日光が不足すると葉に厚みがなかったり、色づきが悪くなるので注意が必要です。紅葉時期はお水は控えめに。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が乾いてから土を湿らす程度、冬は断水気味で月1・2回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。多湿を嫌うので夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は0℃以下にならない日光の当たる場所で管理するのが無難。

 

マッソニアーナ

サンスベリア属 

<キジカクシ科>

Sansevieria-masoniana

葉っぱが大きくかなり分厚くマイナスイオン効果が高いと言われ人気となった品種です。

耐寒性がある一方で、乾燥や高温を嫌う性質があります。

成長が遅く、手間いらずなので初心者向きです。

難易度:2

大きさ:20cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が乾いてから土を湿らす程度、冬は断水気味で月1・2回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は暑くならない風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が乾いてから土を湿らす程度、冬は断水気味で月1・2回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は暑くならない風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

5.「変わった」姿ですが、初めてでも育てやすい多肉植物

 

オブツーサ

ハオルチア(ハオルシア)属 

<ツルボラン科> 春秋型

haworthia-obtusa

丸っこい半透明の短い葉がびっしりと集まった形をしています。

光にあてると、まるで宝石のように見える品種です。

柔らかい葉の丁部には光を取り込む半透明の窓があります。

初心者向きの品種ですが、寒さには注意が必要です。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら(週1回)、夏は土が乾いてから土を湿らす程度、冬は断水気味で月1回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は暑くならない風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありません、冬は5℃以下にならない日光の当たる室内等で管理。

 

巻絹

センペルビウム属 

<ベンケイソウ科> 冬型

センペルビウムの代表的な品種で、成長すると葉の先から白い糸が伸びて全体を覆います。

耐寒性、耐暑性ともにあり比較的丈夫な品種なので、初心者の方にも育てやすい品種です。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は断水気味に土が乾いたら表面を濡らす程度、冬は断水気味で半月に1回土が湿る程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。湿度に弱いので特に夏は風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありますが、冬は0℃以下にならない日光の当たる場所で管理するのが無難。

 

万象

ハオルチア(ハオルシア)属 

<ツルボラン科> 春秋型

「ばんしょう」と読みます。天地、宇宙に存在する様々な形という意味があります。

茎を水平に切断したような葉が特徴的な品種で、葉の一部に透明な部分がありそこから光を取り込みます。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら(週1回)、夏は土が乾いてから土を湿らす程度、冬は断水気味で月1回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は暑くならない風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありません、冬は5℃以下にならない日光の当たる室内等で管理。

 

十二の巻

ハオルチア(ハオルシア)属 

<ツルボラン科> 春秋型

株からたくさんの葉が枝分かれして伸びていきます。葉先が尖り縞模様が付くのが特徴です。

十二の巻(ジュウニノマキ)は、同じハルオチア族「オブツーサ」とは違い、葉が固く光を取り込むような半透明の窓はありません。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら(週1回)、夏は土が乾いてから土を湿らす程度、冬は断水気味で月1回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は暑くならない風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありません、冬は5℃以下にならない日光の当たる室内等で管理。

 

ゴーラム

クラッスラ属 

<ベンケイソウ科> 春秋型

crassula-gollum

つやつやとした光沢感のある奇妙な棒状の葉が特徴的な品種で、「金のなる木」の枝変わり品種です。

「宇宙の木」という別名で呼ばれることもあります。

棒状の葉の先端はへこんでいて、寒くなると紅葉します。

難易度:2

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が乾いたら湿らす程度、冬は断水気味で月1・2回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は半日蔭の風通しの良い場所で。

温 度:寒さに弱いので、冬場は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

子宝弁慶草

カランコエ属 

<ベンケイソウ科> 夏型

Kalanchoe-benkeisou

葉の形や色が個性的な品種で、葉は紅葉し赤くなります。

小さな子株を多く作り増えていきますので、昔から子孫繁栄や子宝のお守りとして人気のある品種で旺盛な繁殖力と成長力があり初心者向けの品種です。

難易度:2

大きさ:15cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が湿る程度、冬は断水気味で月1・2回程度土が乾いてから土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は暑くならない半日陰で。

温 度:冬場は5℃以下にならない日光の当たる場所で管理。

 

四海波

フォーカリア属 

<ツルナ科> 冬型

四海波(シカイナミ)は、ノコギリのようなトゲのある三角形の葉がいくつも連なっているのが特徴です。

サメかワニが大きく口を開けたような少し不気味な姿ですが、秋から冬にかけて黄色の綺麗な花を咲かせます。

難易度:1

大きさ:10cm程度

水やり:春~初夏にかけて週に1回、夏は断水気味に月1・2回程度、秋は週に1回、冬も断水気味で月1回葉に張りがなくなったら。

日当り:年間を通して日当たりの良い、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は半日陰で。

温 度:冬は5℃以下にならない日光の当たる室内で管理。

 

ブレビカウレ(エビス笑い)

パキポディウム属 <キョウチクトウ科> 夏型

 

愛嬌のある扁平の塊茎が人気で、黄色花が咲きます。

寒さと湿気に弱いため、室内で育てることをお勧めします。

難易度:3

大きさ:10cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら(2週1回)、夏は土が乾いてから土を湿らす程度、冬は断水気味で月1回程度土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます。夏は暑くならない風通しのよい明るい日陰で。

温 度:耐寒性がありません、冬は7℃以下にならない日光の当たる室内等で管理。

 

6.初めてでも育てられる「存在感たっぷり」な多肉植物

 

パイナップルコーン(ソテツキリン)

ユーフォルビア属 

<トウダイグサ科> 夏型

euphorbia-bupleurifolia

南の島を連想させるソテツのような、パイナップルのような植物で、部屋に置くと明るい雰囲気になりますよ。

交配によって作り出された品種で、成長はゆっくりで育てやすい品種です。サボテンにも似ていますがサボテンではありません。

難易度:2

大きさ:15cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が湿る程度、冬は断水気味で月1・2回程度土が乾いてから土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は暑くならない半日陰で。

温 度:冬場は10℃以下にならない日光の当たる室内で管理。

 

緋牡丹 

ギムノカリキウム属サボテン科) 夏型

緋牡丹(ヒボタン)は、ギムノカリキウムとヒモサボテンなどの台木サボテンの接木の組み合わせです。

非常に色鮮やかで目を引きます。
割と手間もかからず育てやすく生命力もありますので初心者向きの品種です

台木が枯れてしまうとその後の処理が大変ですので、注意してください。

難易度:1

大きさ:5cm~

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が湿る程度、冬は断水気味で月1・2回程度土が乾いてから土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は暑くならない半日陰で。

温 度:耐寒性がありません。冬場は5℃以下にならない日光の当たる室内等で管理。

 

姫春星、春星、銀手毬、白星など

マミラリア属 <サボテン科> 夏型

白い毛が美しく、花色はピンク色

マミラリア属は、メキシコを中心に400を超す種類があります。

「イボサボテン」とも呼ばれています。

棘や形も様々な特徴がありで見ていて飽きない種類です。

とても強健な種類が多く、最も栽培しやすいサボテン類の一つで、初心者の方にも育てやすいかと思います。

ただし、寒さに弱いので冬場の温度管理には注意が必要です。

難易度:1

大きさ:5cm程度

水やり:春~初夏・秋は土が乾いたら、夏は土が湿る程度、冬は断水気味で月1・2回程度土が乾いてから土の表面が濡れる程度。

日当り:年間を通して日当たりがよく、雨が当たらない風通しがよい場所で育てます、夏場は暑くならない半日陰で。

温 度:耐寒性がありません。冬場は5℃以下にならない日光の当たる室内で管理。

 

 

冬型種・春秋型種・夏型種 それぞれ多肉植物の基本の育てかた

 

多肉植物にはそれぞれ育成する温度帯があり、異なります。

日本には四季がありますので、成長に適した温度帯になる季節をざっくりと当てはめ、冬型・春秋型・夏型の3種に便宜上分類しています。

上手に育てたいのであれば、原産地などを調べ環境を整えてみるのも良いかもしれません。

 

冬型の多肉植物育て方の基本

ベンケイソウ科、ツルボラン科、ツルナ科、など

 

5~20℃が育成適温のものが多く、秋~春にかけて成長し、夏は休眠します。

冬に暖房の効いた室内に置きっぱなしにしておくと、夏が来ると勘違いして休眠の準備に入ることもあるので、ある程度は寒さにあてるようにしましょう。

寒さに対して強い種類もありますが、5℃以下の低温が続くと弱ってしまので夜は室内で。

野外で充分に日に当ててやります。夜は5℃以下で寒くなるようであれば室内へ。

水やりは、1週間に1回ぐらいで土の表面が乾いていたらあげてください。

休眠状態ですので、湿気がない風通しの良い日陰におきます。

根腐れをするので水やりはしません。小さい株は乾燥しすぎると弱ってしまうので、月に一回は霧吹きで土を湿らす程度の水やりをします。

朝晩が涼しくなってきたら、日陰から日あたりの良い場所へ。

水やりは、1週間に1回ぐらい、土の表面が乾いてからあげます。

12月頃から本格的に寒くなってくるので、出来るだけ暖房などの風が当たらない室内の窓際など明るい場所で育てます。

水やりは、2週間に1回ぐらい、土が乾いてたらあげます。

 

夏型の多肉植物育て方の基本

ベンケイソウ科の一部、ツルボラン科、トウダイグサ科、パイナップル科、サボテン科など

高温を好み夏の時期の20~30℃が育成適温のものが多く、冬は冬眠します。

明るく風通しの良い場所で育てます。

水やりは週一回、土が乾いてからたっぷりあげます。葉に水が溜まらないよう株元へ。

明るく風通しの良い場所がベターですが、夏場は葉焼けしないように直射日光を避けて日陰か遮光し、雨が当たらない場所でそだてます。

水やりは、3~5日おきぐらいにあげます。

湿度の高い時期なので、水を与えすぎて根腐れしないよう気を付けて育てましょう。

明るく風通しの良い場所で育てます。

徐々に気温が下がってきたら、水やりの間隔を1週に1回から2週に1回程度にします。

株分けをするならこの時期です。

休眠期になります。寒さに強いものであれば屋外でも大丈夫ですが、日中は太陽が当たる場所へ。寒さに弱いものは暖房などの風があたらない室内へ。

水は月に一回、土が湿る程度で。

 

春秋型の多肉植物育て方の基本

ベンケイソウ科、ツルボラン科、キク科など

10~25℃が育成適温です。夏は育成が弱まり、冬は休眠します。

湿気や暑さを嫌うものが多いので、夏に断水し休眠させると根腐れを起こしにくくなります。

成長する時期です。日あたり風通しの良い場所や明るい半日陰で育てます。

水やりは1週間に1回程度、土が乾いてからあげてください。

暑さに弱く育成が緩慢になります。

半日陰のような場所で水を切って休眠状態にします。雨が吹き込まないように気を付けて。

水やりは、月に1回土が軽く湿る程度で。

朝夕が少しづつ涼しくなってきたら、日あたり風通しの良い場所や明るい半日陰へ。

水やりは1週間に1回程度、土が乾いてからあげてください。

成長が緩やかになって休眠します。寒さに強い種類もありますが、暖房などの風があたらない室内の明るい場所に置いておくとよいです。

水やりは、月に1回土が軽く湿る程度で構いません。

 

単体よりも寄せ植えの方が「映える」多肉植物

ポットなどの小型の鉢などで管理するのであれば、単体よりも寄せ植えをした方が、彩りが豊かになり見ていても飽きません。

寄せ植えを作る前にどこに飾るのか、明るい感じ?シックな感じ?とにかく目立つように?などテーマを決め、どのくらいの大きさのポット(鉢)にどんな植物を植えよう?など想像を膨らませるのも楽しいものです。

室内用にマグカップぐらいの大きさのものでも、デスクサイドやテーブルのワンポイントとしておくと可愛いもので癒されますよ。

 

デコレーションサンドで用土の上を覆い、水をかけると表面が固まり、机やテーブルの上で倒れても土は散乱しません。水分がゆっくりと浸透しますので多肉植物にはピッタリです。

気を付けたいのは、葉茎を傷つける事。多肉植物は葉や茎に多くの水分を含んでいますので、そこからジュレ状のものが出て腐ってくることもあります。

野菜や草花など他の植物に比べると圧倒的に管理が簡単で生命力もそこそこあり、ほぼ放置状態でも大丈夫ですが、時々は気を付けてやってください。

 

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