バジルは、とても使い勝手の良いハーブなのに超簡単に栽培できます。

投稿日:2019年5月17日 更新日:

バジルはしそ科の一年草です。よく分枝し、夏頃から枝先に白い花を咲かせ甘い品のある香りします。
素人の方でも育てやすいことから、自宅で栽培できるハーブとして人気があります。
肉料理や魚料理、サラダ、ガーリックなどと相性が良く、イタリア料理のピザやパスタ等には欠かせない存在です。最近ではサプリメント等にも使われています。

また東南アジアのタイやベトナムなどの料理にもよく利用されます。
バジルには、日本で一般的によく利用されるスイートバジルのほか数多くの品種があり150種以上といわれており、観賞用としても人気があります。

 

バジルの歴史

バジルは、アレキサンダー大王がインドから持ち帰ったことによりヨーロッパに広まったという話があります。
インドではクリシュナ神とヴィシュヌ神に捧げる神聖なハーブとされています。
また、エジプトではバジルをお墓にお供えする習慣があるそうです。

古代ギリシャでは浴湯や薬に利用され、古くからその効能が知られています。
バジルという名前の由来は、ギリシャ語で王様という言葉「バシレウス」に由来するといわれており「王家の薬草」ともいわれています。

日本には、江戸時代に入ってきました。種を水に漬けゼリー状にし目に入ったごみを取るのに使っていたことから「目箒(メボウキ)」と呼ばれていました。
その他にも、咳止めや鼻詰まりを良くする為に使われたり、下痢止め等にもにも使われました。

 

 

バジルの栽培

日あたりを好み耐暑性が有りますが寒さには弱いので低温さえ気を付ければ、栽培は簡単です。

4月から6月頃に種まき又は苗を植え付けます。水はけ、日当りともに良いところで栽培します。

鉢やプランターで栽培する場合は、ホームセンター等で販売している有機質がある培養土かハーブ用の土を利用するのがお勧めです。
水やりを欠かさずハーブ用の肥料を使うとよりしっかりとした株が育ちます。
バジルは病気には強い反面、アブラムシやヨトウムシ、ハダニなどに食べられてしまうので駆除が必要です。

株が20cmぐらいになったら新芽を「摘芯(新芽を取り除く刈取り)」をすることでより発育が良くなります。刈り取りした所からまた新芽が伸びます。

冬に枯れてしまうまで約4回は収穫できます。種が必要ないときは蕾を摘み取って下さい。

 

バジルペースト

使いきれないバジルの葉はバジルペースト(バジルソース)にしてみましょう。パスタやピザ、魚料理や肉料理アイデア次第で何にでも使えますし、だれでも簡単に作れます。

材料は、バジルの葉のほかにニンニクと粉チーズとオリーブオイルあと塩を使います。松の実やレモン汁を入れても良いです。
分量ですが、バジルの葉30枚程度、ニンニク1片、塩 小さじ半分程度、粉チーズ 大さじ2~4杯、オリーブオイル 大さじ 4杯 ですが好みに合わせて適宜調整してください。

まず、バジルの葉を良く洗い水気を取り除きます。
ミキサー、フードプロセッサーに葉とオリーブオイル、ニンニクと粉チーズを加えペーストになるまで混ぜて完成です。
できるだけ早めに使い切ることをお勧めしますが、瓶などに入れ冷蔵庫で保存する際に酸化を遅らせるためにバジルペーストの上にオリーブオイルで
薄い膜を作ります。
なお、バジルの葉はできるだけ柔らかい若葉をつかうと苦くないです。

 

 

バジルティー

余ったバジルの生葉をドライバジルにしてもいいのですが、風味が飛ぶのでハーブティー(バジルティー)にしてもいいと思います。
あまり聞いたことがないかもしれませんが、爽快ですっきりした風味リラックス出来ること間違いなしです。

作り方(1杯分)
ティーポットに生葉を6枚程度入れ、熱湯を注いで3~4分蒸らします。ハチミツ等で甘さをつければ飲みやすいと思います。
他のハーブとブレンドしてもおいしくなると思います。

 


バジルの種類

 

スイートバジル

日本で一般的に「バジル」というと、このスイートバジルの事を指します。

イタリア料理をはじめとして様々な国の料理に利用されており、さわやかな香りが特徴です。


シトラスバジル

「レモンバジル」とも呼ばれ葉が小さく、味はスイートバジルにレモンような風味を加えたものです。タイでは薬味で使用します。

 

 

パープルラッフルバジル

紫色をした大きめの葉で葉先が少し緑になり、紫~ピンク色の花を咲かせます。香りはスイートバジルより薄くサラダやハーブティーに使ったりします。

 

 

ホーリーバジル(バイガパオ)

ガパオライスなどのタイ料理によく使われます。
インドでは不老不死の霊薬として古くから親しまれてきました。薬草・魔除けにも効果的だそうで、聖なるバジル「バジルトゥルシー」と呼ばれています。
また、メディカルハーブで血糖値抑制、免疫機能向上、抗酸化作用、新陳代謝向上、ストレス緩和、鎮痛作用などの効果もあるです。ハーブティーにして飲むとフルーティな香りがします。

 


タイバジル(バイホラパー)

葉に光沢があり、ホーリーバジルに似ています。
茎葉は全体的に紫色で、カレーの香り付けに入れて食べます。甘くてすっきりした香りがします。


シナモンバジル

メキシコで生まれた一年草の園芸品種です。
スイートバジルに似ています。葉が少し小さく艶がなく、花や茎はピンクが入っています。葉を触るとシナモンのような香りがします。

 


バジルダークオパール

茎や葉が赤紫色をしています。チーズとトマトに合うハーブ。サラダに入れたり、ピザやパスタなどイタリア料理で使われます。
オイルやビネガーに漬け込んで使用します。

 

 

 

バジルの効能・効果

バジルは、アメリカ国立癌研究所 (NCI) が「がん」を予防するため有効性があると考えられる野菜を40種類ほどが発表され、その中リストに「バジル」が含まれています。


一般的に言われているのが、心身や神経、体の機能を高めてくれる働きがあり、腹痛や吐き気といった症状を鎮める効果がありイライラするとき神経を落ち着かせたい時や不眠や頭痛がするときに摂取すると良いとされています。
また、殺菌・抗菌作用、咳止め、便秘の解消や皮膚のかゆみを抑えたりする効能があるといわれています。

乳幼児や妊娠中の人は使用を避けてください。刺激性のあるメチルカビコールが含まれており、人によっては肌荒れを引き起こす可能性もあります。

 


さいごに

バジルは料理や香料、宗教儀式の材料、薬草として普及してきました。
日本にも江戸時代からある植物ですが、その活用方法は多岐にわたり人間とは切っても切れない存在です。

ドライバジルにしてもある程度風味は残りますし、長期保存が可能ですので本当に便利です。
発芽してからは繁殖力が強く、栽培も簡単ですので興味がありましたら是非育ててみてください。

-食べられる野草

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四国に住む兼業農家の跡取り息子です。

幼少期から嫌々家業(農業)の手伝いをさせらて、知らぬ間に野菜や穀物、花卉などの育て方を叩き込まれました。

40代になり改めて植物の美しさやすばらしさ、力強さを認識しています。

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