シマトネリコは東南アジアが原産地の植物で庭のシンボルツリーとして植えてあるところが多いですね。漢字で書くと「島十練子」。どこかの ばぁさんの名前みたいです。
大きくなる木で生命力が強く大きくなりすぎると管理が大変ですので、年に1、 2回剪定する必要があります。大切に管理してやると何十年ももちます。
シマトネリコを育てています
他の庭木と比べて安価なうえ成長が早く生命力が強く、厳しい夏の直射日光の下でも問題なく育ち乾燥した場所でも育ちます。素人でも枯らすことが殆どないので庭木の定番になっています。
我が家にも10年程になる庭植えのシマトネリコがあります。育て始めて2年経った頃、枝があらぬ方向に伸び始めたためビニール製の紐で引っ張って矯正していたのですが、そのビニール製の紐が食い込んでしまいましたが今なお成長を続けています。
シマネトリコの管理
常緑性の植物といわれていますが、半常緑で枯れ葉が落ちます。我が家のリビング前のシマネトリコも毎年冬には枯れ葉があります。風の吹いた翌日などは結構落ちますが、葉全ては落ちないので目隠しには丁度よく、隙間から良い具合に光が入るためリビングも暗くならず調光が効いていい感じです。
そもそも沖縄や台湾等自生している植物なので寒さには弱く-2度以下になるような環境だと育てるのは難しいそうです。 (私の住んでいる地域で零下になることは滅多にないです)
生命力が強く大きくなる木で横にも伸びますが、上へ上へと伸びていく力が強いです。年2回は剪定をしてやる必要があります。
私は台風の時に木がしなり外壁に当たってしまうので上限3m以上にならないように剪定しています。
虫などが来ます
初夏に花が咲くのですが虫が寄ってきます。よくセミや鉢とかが飛んできます。偶に熊蜂のような黒い巨大な蜂もきますが、何もしなければ刺してくることはありません。
むしろ蜂より厄介なのが「毛虫」です。毎年、毒蛾のような幼虫が葉を食いにきます。
誤って触れてしまうと痒みが収まらず腫れます。毛虫は成長する早い段階の若令時に殺虫剤などを散布して駆除をしたほうが良いです。成長すると殺虫剤に耐性が出来てきますので。
以前は薬剤を散布していましたが、毎年のことなので木酢液を希釈したものを定期的に散布しています。シマトネリコの害虫駆除がきっかけで使い始めました。
木酢液には殺虫剤のような即効性はありませんが、様々な有機物が含まれているようで微生物を活性化し徐々に土壌を養分豊富で良い土に変化させたり、野良猫が木酢液の香り嫌ったり、夏に蚊が少なくなる等と聞いたことから始めました。土の養分はよくわかりませんが、蚊はあまりいなくなったような気がします。猫はよく通りますが、糞尿は全くしなくなりました。ちなみにペットボトルに水を入れた猫除けは全く効果がなかったです。
鉢植えがお勧め
シマネトリコはナチュラルな雰囲気を持っており和室でも洋室でも違和感ありません。
生命力が強くあまり大きくならないように剪定したり等管理や冬の寒さ等を考えると鉢植えで育てるのが一番良いと思います。地面に植えると根が広く張りますので、木が枯れてしまった時などに抜根するのが大変です。
まとめ
生命力が強いので素人でも枯らすことはないが成長が早いため剪定が必要。
半常緑樹なので枯れ葉がある。
寒さに弱く-2度以下では育てるのは難しい。
虫がくる。特に毛虫に注意。即効性はないが木酢液を希釈して使うと良い。
兼業農家の跡取り息子。植物が好き、花が好き、ガンダムも好き。
農業繁忙期には更新がちょくちょく遅れるよ。