菜の花は、青菜・菜の花・ 菜種と名前が変わる

投稿日:2019年4月12日 更新日:

成長により名前が変わる

菜の花は、油菜(アブラナ)と言われ元々野菜、そして油を採取するために栽培されてきた作物で、成長段階により 青菜(アオナ)→ 菜の花(ナノハナ) → 菜種(ナタネ)と名前が変わるそうです。

元々中国から弥生時代に渡来し、古くは「カブラ」「アオナ」と呼ばれ、日本書紀にも「かぶら」の名前で記述されています。

その葉は薬用ともされていたようで血液の循環を良くすると言われ食されていたようです。

 

人の身近な存在になる

菜種油として栽培され始めたのが室町時代で、食用のほか提灯や行灯などの明かりとしても使われるようになります。

現在、食卓で見られるのは食用として品種改良されてきた西洋種である西洋油菜(セイヨウアブラナ)で明治以降に導入されたものです。

栄養素のバランスが非常に良く、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが多く含まれます。

鉄分、葉酸、カルシウム豊富で抗酸化作用もあるとのこと。

そして菜の花の黄色い色は消化吸収を促進したり、食欲の増進、新陳代謝向上の効果もあります。

古くから日本人の生活の近くにあった菜の花のことを多く詠んだのが俳人の与謝蕪村です。

 

代表的なものですと

・菜の花や月は東に日は西に 
(夕方、一面の菜の花畑で東の空からは春月が昇り初め西の空には夕陽が沈んで行く)

・菜の花や鯨もよらず海暮ぬ
(大洋を背景に菜の花畑が広がり鯨が近づくという知らせもなく一日が暮れていった)

・菜の花や摩耶を下れば日の暮るる
(春の日の夕暮れの神戸六甲山から眼下を望めば美しい菜の花畑が一面に広がっている)

 などでしょうか? 壮大な景色の中にその存在感をしっかりと放ち、その明るく美しい様が想像できるような気がします。

ちなみに菜の花の花言葉は「快活」「明るさ」「小さな幸せ」「快活」「活発」「元気いっぱい」等です。

 

さいごに

田舎の田園が広がる地域で育った私は、春になると菜の花の「おひたし」がいつも食卓に出てきました。当時は野菜よりカレーやスパゲッティ、オムライスや肉類が食べたいのですが、祖父が大好きでしたのでしぶしぶ食べていました。今では全く食さなくなりましたが昔、しぶしぶ食べたあの味はなかなか忘れることができません。

 

 

-花と自然

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四国に住む兼業農家の跡取り息子です。

幼少期から嫌々家業(農業)の手伝いをさせらて、知らぬ間に野菜や穀物、花卉などの育て方を叩き込まれました。

40代になり改めて植物の美しさやすばらしさ、力強さを認識しています。

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