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セイタカアワダチソウは花粉症の原因ではない!駆除するなら土壌を酸性化すると有効

投稿日:2020年7月7日 更新日:

 

セイタカアワダチソウは、複数年生存できる多年草のキク科アキノキリンソウ属の植物。

アメリカではゴールデンロッドと呼ばれており、明治時代に蜂蜜の原料、観賞用として持ち込まれました。

第2次世界大戦以降日本各地で繁殖が目撃されるようになった帰化植物です。

外来種の中でも侵略種とされ日本の侵略的外来種ワースト100、外来生物法で要注意外来生物に指定されています。

草刈り業者にセイタカアワダチソウ駆除を依頼する

セイタカアワダチソウの普通の駆除の方法

セイタカアワダチソウはキク科の多年草。種子と地下茎の両方で増え、他の雑草と比べ物にならないほどの旺盛な繁殖力を持っています。

完全に駆除をするなら、下記のような面倒な作業が必要です。

  1. 根から引き抜き、土から取り去ること。(根が頑丈で抜くのが大変です。)
  2. 種の飛散・増殖拡大を防ぐため、種子が飛散する前に刈り取る。(刈ったらゴミ袋に入れましょう)
  3. 若芽の時期からこまめに駆除する。成長すればするほど駆除が面倒になる。(春頃から秋にかけて、次から次へと新芽が出てくるので面倒)

※除草剤散布をするなら2の後に。

雑草の刈取りは骨が折れるので金額は掛かりますが業者にお願いして、その後自分で除草剤散布するのがおすすめです。

 

 

 

セイタカアワダチソウを枯らすなら土壌を「塩化アルミニウム」で酸性化する

セイタカアワダチソウは繁殖力が強く、地下茎を伸ばして横に広がり刈ってもすぐに元どおりになってしまいます。

広範囲になると鎌や鍬などの手作業では困難で、草刈り機など本格的に除草に対応する道具などが必要になってきます。

除草剤で枯らすという方法もありだと思うのですが、日あたりや土壌にもよりますがすぐに再生するので毎年対応が必要で面倒です。

かといって、自らのアレロパシーで枯れるのを待っていては何時になるのかわかりません。

 

そこで、ワキガや多汗症の対策に効果がある塩化アルミニウムイオンで土壌のpHを酸性に傾け、セイタカアワダチソウが繁殖しづらい環境を作りる方法を教えてもらいました。

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セイタカアワダチソウの栄養素となるリン酸に塩化アルミニウムを結合させると溶けにくくなる「難溶態」に変化するそうです。セイタカアワダチソウはリンを吸収して成長することが困難になり徐々に枯らしていくというもの。

ただし、塩化アルミニウムは水分に触れると塩化水素を発生するので注意が必要です。

メリットは除草剤と違い、塩化アルミニウム粉が複数年に亘り土壌に残存し「難溶態」しているので、比較的長く効果が持続するという点です。

デメリットは塩化アルミニウムが除草剤より高いこと、酸性土壌に強い他の雑草等には効果がないという点があります。

 

セイタカアワダチソウは花粉症の原因ではない!

空き地や河原、野原や山野などどこにでも生えており、地下茎と秋が深まると花の部分に綿毛を付け種子を風で飛ばして繁殖します。

秋口の9月頃から11月頃の時期に咲くセイダカアワダチソウの花粉が花粉症の原因とされていましたが、セイタカアワダチソウは「虫媒花」といって虫が花粉を運び受粉しています。

花粉量が少なく比重が重く風に乗るには形状も悪いので、杉やヒノキのように遠くまで飛んでいくわけではないようです。

この時期の花粉症の原因はブタクサの花粉だと言われています。姿形がセイタカアワダチソウに非常に似ていて、花粉飛散時期が7〜11月頃と開花時期も重なっています。

ブタクサとの違いは、一番見分けやすいのが葉の形。セイタカアワダチソウは、まっすぐの被針形ですが、ブタクサはヨモギのような分裂葉です。

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セイタカアワダチソウはアレロパシーで衰退していく?

根からシスデヒドロマトリカリアエステルという他の植物の成長を抑制する物質を放出するアレロパシーのある植物です。

そのためか繁殖力もあり、見た目も派手なので生命力に満ちた印象があります。

しかし、徐々に他の植物を衰退させて最終的には自らのアレロパシー成分の影響を受け、徐々に繁殖も弱まってくるという自虐的な植物でもあります。

 

セイタカアワダチソウのアレロパシーの影響を受けるのがススキなどのイネ科植物で、その繁殖を抑制します。

セイタカアワダチソウの繁殖が強くなってくるとススキなどの発芽が抑制され、逆にススキなど繁殖が強くなるとセイタカアワダチソウの発芽が抑制されます。

 

意外と知らないセイタカアワダチソウの効能

 

あまり役つイメージがない草ですが、実は多様なポリフェノール類が高含有で含まれています。漢方薬でも一枝黄花(いっしこうか)と呼ばれ効能があり利尿作用や腎臓、膀胱炎、頭痛、のどの腫れ痛み、などで処方されています。

乾燥したものをティーバックにいれてハーブティーとして飲めば肝臓や腎臓を活性化するそうで、かつては排尿時の痛み緩和にも使われていたようです。

炎症を緩和するフラボノイドが含まれているので、ヨーロッパやアメリカでは虫刺されや止血にも使われてきました。

乾燥肌やアトピーなどにも効果があるそうで、開花前の蕾状のものを乾燥させ細かく切り刻み入浴剤として使用するといいようです。

 

さいごに

生命力が強くどこにでも咲いているイメージのあるセイタカアワダチソウですが、帰化植物であるためかあまり利用できるイメージはありません。

その強すぎる生命力ゆえ、最後は己のアレロパシーで消えてしまうという何とも自虐的な植物です。塩化アルミニウムはなかなか手に入りにくいので他の物を代用して土壌を酸性化しても勢いが弱まるそうです。

ピートモスや 硫酸アンモニウム(硫安)、塩化カルシウムなど酸性肥料なども土壌を酸性にします。ピートモスは海外のものは酸性が強くより効果があるようです。

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爆散社畜

四国に住む兼業農家の跡取り息子です。

幼少期から嫌々家業(農業)の手伝いをさせらて、知らぬ間に野菜や穀物、花卉などの育て方を叩き込まれました。

40代になり改めて植物の美しさやすばらしさ、力強さを認識しています。