【ナガミヒナゲシ】ヤバイ花ではないですが、外来特定種です。

雑草の除草、草刈り、草むしり

ケシと聞くと違法薬物を想像してしまいますが、ナガミヒナゲシは違法性のある成分は含んでいません。

でもアルカロイド性の有害物質が含まれているため、茎を折ったりすると乳汁で手がかぶれるおそれがあります。

私が小さいころはナガミヒナゲシはなかったと思います。どのようにして着実にふえていったのでしょうか?

 

大きな影響を与えるナガミヒナゲシはヤバイ外来植物

ナガミヒナゲシはヨーロッパ原産の外来種で淡赤色、橙の花です。

ヒナゲシに似ていますが、花弁下の円筒形の子房が長細い形をしています。

1994年頃、種子が混入し急速に生息域を広げ温暖化も手伝い日本全国で見られるようになりました。

 

この花はほとんど雑草として扱われており、大きな影響を与える外来植物(海外から持ち込まれ生態系の破壊、影響を及ぼす可能性有)として、国立環境研究所の侵入生物データベースにも掲載されています。

種子が多いため非常に繁殖力が強く、一株から16万粒くらいの種を作ります。

すぐには発芽せず、年内に2割ほど残りは冬を越し年を明けて春先、それ以降に発芽します。

種がとても小さく0.6ミリ程度で、あらゆる隙間に入り込み発芽し温暖で日当たりの良い乾いた土壌であれば、どんな土でも発芽するようです。

草刈り業者にヒナゲシ駆除を依頼する

 

違法なヤバイ成分が分泌されるケシはこれだ!

ケシには、法律で栽培が禁止されているものがあります。

モルヒネなど違法な成分が含まれており、アヘンやヘロインの原料になります。心身への影響が強く酩酊状態に陥ったり、精神が高揚して「キマる」という状態になります。

 

ケシ、ソムニフェルム種

八重咲のものは、「ボタンゲシ」や「ペニオポピー」とも呼ばれているそうです。

最盛期の草丈は100~160cm、花色は白色、赤色、紫色など

アツミゲシ、セティゲルム種

アツミゲシ

葉や果実はソムニフェルム種より小型です。

最盛期の草丈は60-80cm、花色は赤~濃紫色

ハカマオニゲシ、ブラクテアツム種

ハカマオニゲシ

出典:厚生労働省(大麻・ケシの見分け方)

草丈は60~100㎝、花色は鮮やかな赤。

名前の由来となったハカマのように見える「ほう葉」が花びらのすぐ真下に4~6枚あり、枯れるまで残ります。

 

 

見かけたら、触らずに所轄の保健所や警察などに連絡しましょう。

 

 

ナガミヒナゲシのアレロパシーと忌地(いやじ)

アレロパシーとは他の生物に害となる物質を作り出し、他の生物の成長を阻害するなど何らかの影響を及ぼすことを言います。

セイタカアダチソウのように他の植物を抑える物質を出して大繁殖しているのをみたことあるかと思います。

しかし繁殖しすぎ、自家中毒という現象を起こしてしまい他の植物に負けて自滅することがあります。
<同じ現象と考えられている忌地(いやじ)というものがあります。同じ作物の連作によって発育が悪くなり減少することです。>

ナガヒナゲシには、このアレロパシー作用が非常に強く、他の植物の根の成長を妨げていると言われています。

最終的になくなるのは、大繁殖が仇となり自家中毒で他の植物に負けてしまうか、人の手によって雑草として刈られるか、他のアレロパシー作用のある植物に侵食されるかと言ったところでしょうか。

 

ナガミヒナゲシは有毒な物質を含んでいる

鮮やかなオレンジ色できれいな花ですが、白い乳液にアルカロイドという物質を含んでおります。皮膚がかぶれたり炎症を起こす可能性があります。

近くに自生している他の植物の葉や茎に害虫が付いていても、この花には害虫が付いている様子は見られないようです。

害虫がナガミヒナゲシを避けているんです。

また、ナガヒナゲシはケシ科の植物ですが、アヘンの原料となる成分を含んでおらず栽培ができますが、栽培する人はあまり見たことがありませんね。

 

 

ナガヒナゲシ同様、ヤバくない合法なケシ

一部例外はありますが、ケシ科の植物は繁殖力が旺盛で、ポピーとも呼ばれ育てやすいようです。

それらのケシの実は、パンや料理などにも使用されています。

 

オニゲシ

オニゲシ

西アジア原産の品種、オリエンタル・ポピーとも呼ばれる。

高温多湿に弱い宿根草。外観や特徴など、栽培が禁止されているハカマオニゲシとよく似ている。

草丈:50㎝以上、花色:赤~オレンジ

 

ヒナゲシ

ヒナゲシ

ヨーロッパ原産の一年草、グビジンソウ(虞美人草)ともいう。

耐寒性があり、暑さに弱い。

草丈:15~80cm、花色:白,赤,ピンク,など

 

 

アイスランドポピー

アイスランドポピー

シベリア原産の多年草、シベリアヒナゲシとも呼ばれる。

暑さに極端に弱いので夏の時期極端に暑くなる場所では、夏越しは不可。

草丈:30~40㎝、花色:赤、オレンジ、黄、ピンク、白など

 

ブルーポピー

ヒマラヤや中国の山岳地帯原産で約50種ほどあります。

正式名称はメコノプシス。育てるのが難しく、“幻の青いケシ”などとも呼ばれています。

草丈:20㎝程度、花色:青や紫など

 

 

車にポピー

車にポピー 出典:ダイヤケミカル

発売から40年、正式名称は、グレイスメイトポピー。職業ドライバーに人気リピーターが多く、とても落ち着く香りがします。

デザインや芳香剤の中身(きんもくせい、柑橘、ブーケ、フリージア、ファインスカッシュ)の香りは、発売当初からほとんど変わっていません。

なかでも、きんもくせいはとても落ち着くいい香り!!

オール阪神・巨人のCMで有名になりましたが、国内のみならず、オランダ、スウエーデン、ドイツなどヨーロッパでも大人気なのです。

 

最後に

可愛らしい見た目からは想像できないような繁殖能力の強さだけに、各自治体も駆除を勧めたり、「危険外来種」という造言で駆除を呼びかけたりと、あまり良いイメージがないナガヒナゲシですが日本の在来種を必要以上に侵食したり生態系を壊したりという裏付けも出来ていないようです。

外来種とは言え、自然と日本の生態や風景に溶け込めば、必要以上に恐れることもないのではないのかと思っております。

逆にナガヒナゲシの持つ能力を何かの形で活用したり、何かの方法でその繁殖力を抑えることで、親しめるような存在であって欲しいようにも思います。

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